1808/1000 東六月プチテラス(東京都足立区)

2018/06/08

ポケットパーク 狭小公園 身近な公園 足立区 東京都 日時計

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「プチテラス」は足立区が条例に基いて整備している狭小なオープンスペースで、もっぱら防災や、遊休公有地の一時活用などの目的で設置されています。20~30平米といった小さなものも少なくないのですが、ここ東六月町プチテラスは約170平米あって、プチテラスの中では大きい方です。

街区角地で、道路を付け替えた時に生まれた余剰地のような三角地ですが、テラス( terrasse )と言うだけあって、中心部は周囲よりも少し高くなっています。

曇りの日に訪れたのでわかりにくいのですが、テラスの中心の丸い部分は、全体が日時計になっているようです。

少し角度を変えると、日時計の投影部(グノモン)が見えてきます。足元の円周部には、時計の文字盤も見えています。

敷地が狭くて真横から移せなかったのですが、グノモンはガメラシリーズに登場した大悪獣ギロンのようで、真下に入ると切りつけられそうな存在感があります。


しかし、この公園の特徴は、園内の到るところに張り(貼り)巡らされた「六月グッズ」の数々です。
まずはNo.1803でも引用した「六月町の由来」から。

■現地の解説板より「六月町の由来」
後冷泉天皇の御代(1045~1067)に奥州の安倍氏が反乱を起こしました。(前九年の役)
討伐を命ぜられた源頼義は、その子義家を供ない(※転記原文ママ)奥州に向かう途中、この地に通りかかったところ、安倍氏に味方した野武士に攻められました。
不意のことで大変苦戦している時、源氏の守り神である、鶴ヶ岡八幡宮に、戦勝を祈願しました。すると、劣勢であった戦に大勝することができました。
この戦が旧暦の六月だったので、この村を六月村と呼びました。(
「風土記稿」より)

小林一茶の「蝉鳴くや六月村の炎天寺」の句も、地元密着なので欠かせないところでしょう。

続いては、一つ一つは小さいので写真を拡大しなければ読みづらい一連の壁タイル。

  • 六月の草花:ムラサキツユクサ、クレマチス、ハナショウブ、ジキタリス
  • 六月の花木:タイサンボク、キンシバイ、ハクチョウゲ、ビョウヤナギ
  • 六月の旬の野菜:えだ豆、ピーマン、かぼちゃ、アスパラガス、きゅうり

  • 六月の鳥:オオヨシキリ
  • 六月の旬の魚:アナゴ、トビウオ、アイナメ、イサキ
  • 六月の生物:アマガエル、カタツムリ、アジサイ

  • 六月のまつり:百万石まつり(石川県金沢市,6月14日)、チャグチャグ馬コ(岩手県盛岡市,6月15日)

足立区近辺には、6月のまつりが無いようです。

「六月のできごと」は10日刻み。
国内外、古代から近世・近代までのできことが色々と書かれています。

6月の記念日は、1記念日1タイルで細かめに紹介。

  • 6月1日:気象記念日(1875年に東京気象台で気象観測を開始したことを記念して定められました)
  • 6月5日:世界環境デー(1972年6月5日にスウェーデンのストックホルムで国際人間環境会議が開かれ、“人間環境宣言”が発表されました。
  • 6月7日:1951年の6月7日に計量法が公布されました。メートル法の普及や適正計量の実践を呼びかけるために記念日が定められました。

  • 6月10日:時の記念日(671年に天智天皇がはじめて水時計を使われた日を記念して1920年に定められました)
  • 夏至:6月21・22日頃(1年のうちで昼の時間が一番長い日を“夏至”といいます)
  • 父の日:6月の第3日曜日(父親に感謝する日です。1940年、アメリカのドット婦人の提唱で始められました)

それら6月の祭り、できごと、記念日、歳時記などをまとめた「六月のカレンダー」もあります。
よく見ると、「上旬:療養文芸賞」「中旬:日本エッセイストクラブ賞」「下旬:江戸川乱歩賞」など妙に文芸賞が取り上げられていて、掲載すべき記念日を選んだ選者の好みが読み取れます。
今まで知らなかった「6月24日は空飛ぶ円盤記念日」は、ここで覚えました。

そして現地で見ても、字が小さすぎて読むのが大変な「6月の星座」

そして最後になぜか月面地図。これはとくに6月とは関係ないように思います。

6月への情念が燃え盛る東六月町プチテラスでした。

(2018年2月訪問)

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