2018年5月17日

1797/1000 吉城川街区公園(奈良県奈良市)

吉城川(よしきがわ)は、国の特別天然記念物に指定されている奈良・春日山の原始林に発し、東大寺境内や奈良公園の中を流れ、いったん国名勝の庭園・依水園を潤し、市街地を抜けて万葉集にも歌われた佐保川へと注ぎます。

奈良公園を流れる吉城川
奈良県「奈良県景観資産」のサイトより

...と書くと吉城川公園もどれほどに美しい場所かと思ってしまいますが、ちょうど川が市街地を抜けるために三面張となり、やがて暗渠へと繋がるところにあたり、非常にショボくなっている区間沿いに公園が設置されています。

ですので、公園もとくに川の方は向いておらず、唯一覗けるところから撮ったのが下写真。なにか色々と「偽りあり」という感じです。

ちなみに、唯一の出入口はこの通り。
ただでさえ間口が狭く、細い通路で奥に入り込まねば園地に着かない旗竿型の敷地になっている上、玄関先にゴミ回収用のカゴが置かれていて、人を招き入れようという気持ちに欠ける姿になっています。

通路を抜けた奥には、三角形状の使いにくい敷地に、奈良市特有の青い遊具が並んでいます。滑り台、2連ブランコ、揺れる動物遊具等々。

スプリング式の揺れる動物はパンダ型4ウマ型2がありましたが、どちらもイタズラでペンキを吹きかけられたようで、黄色がかった悲しい色合いになっていました。

一番奥の三角地に休憩所もあるのですが、ここから周りを眺めても、とくに何かが見えるわけでもない環境になっています。
また、子供たちが細い通路をズーッと歩いて園内まで入ってきて、この奥まった場所にオジさんでも座り込んでいたら、けっこう怖いと思う配置です。

混み合った奈良の旧市街地で、なんとかして子供の遊び場を確保しようとした姿勢はわかるのですが、安全や美観の面などから、現在の社会にはそぐわなくなっていると感じた吉城川街区公園でした。

(2018年3月訪問)


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