1716/1000 岸地通公園(神戸市灘区)

2018/02/16

神戸市灘区 身近な公園 兵庫県

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岸地通(きしちどおり)公園は、灘区を流れる都賀川の西岸、山手幹線の南にある住宅地の中の小公園です。
灘区は全体的に斜面地が市街化されているので、この公園も山側と浜側とで数10センチの高低差があるところをエントランスの階段で処理しています。

その階段とは別に、道路に面してもう一つ階段のようなものがあるのですが、こちらは水路です。水が流れていない時は、子供たちの出入口になっていると思いますが。

遡っていくと、休憩所の周りを半周ほどして、井戸に通じています。
神戸市街地で井戸と流れがある公園というのは、たいていは阪神・淡路大震災に作られた公園です。この公園も、資料によれば2002年(平成14年)開園だそうですが、それにしては休憩所の屋根が傷み気味なところは気になります。

手押しポンプ式の井戸は、レバー部分が缶ジュースのリングプルのようになった個性的なフォルムのものです。

よく見ると、リングプルの部分には「上下に動かすと水が出ます」と親切に書かれていました。私のようなオジさんにしてみると「なぜこんな当たり前のことを書くのか?」と疑問に感じてしまいますが、社会的な要請ってやつでしょうか。

同じく防災に役立つ消火栓も、外観がなんとなく「上にのぼって遊んでも大丈夫」なように仕立てられていて、実務的なデザイン面での工夫のようなものが見て取れます。

さて、その他の園内。全体が小広場状になっており、その外周部に少しだけ遊具が置かれた構造です。

遊具は、揺れる動物のラッコと、どちらかと言えば低年齢向けの複合遊具があります。

複合遊具は、パラレル滑り台と右45°くらい捻れた滑り台の付いたもの。

デッキ部分を除いてみると、子供たちがダンボールを敷いて、面白い形の石ころや枯れ枝を集めて秘密基地として使用中でした。

「歩いてすぐの範囲」に住む子供たちによく使われている様子が伝わってくる岸地通公園でした。

(2017年12月訪問)

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