1418/1000 新小岩公園(東京都葛飾区)

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新小岩公園はJR総武線の新小岩駅から線路沿いに西へ約300メートル、ほぼ駅前と言って良い位置にあります。
30~40年ほど前までは工場があったそうですが、これが閉鎖された後に跡地が公園や都営住宅として再開発され、公園は1985年(昭和60年)に開園しました。面積は市街地ではかなり広めの約4.7ヘクタールもあり、この地区を代表する公園だと言えます。

利用の中心となるのは、ファミリー広場と名付けられた草敷きの広場でしょう。
元々は芝生だったのかも知れませんが、いまは各種の野草のほうが多いくらいなので、きっと春先には色々な花が見られるのではないかと思います。

ここは、ただの草広場というわけではなく、広場の中にポツポツとケヤキなどの樹が植えられているのですが、その根の周りだけ木チップが撒かれています。
根の周りが踏み固められると樹木の生育に悪影響が出ますので、それを改善するための取り組みだと思うのですが、なんだかコンパスで描いたようにきれいな円形に撒かれていたのが印象に残りました。丁寧な作業をする業者さんが担当したようです。

同じく樹の下にある遊具の周りにも木チップが撒かれていた痕跡がありますが、こちらは多くの人が踏んでまわりますので、あらかたどこかに行っていました。

そしてこの広場の一角に、大きな公園にありがちな前衛的な屋外アートも設置されています。
この作品は、青い上部だけではなく、足元のカクカクした敷地形状も含めて一つの作品になっているようです。

続いてスポーツ広場。草野球場が2面とれる広さがあります。
この日はグラウンドゴルフの皆さんが使っていました。

いちおう小規模ながらスタンド状のスペースもあって、使い勝手の良い構造になっています。

このほかに、フェンスに囲まれたフットサル場サイズの軽スポーツ向けの広場もあります。フットサル、バスケットなどに使えるものだと思います。

さらに広場はもう1ヶ所、ゲートボールが2面ほど取れるサイズの土敷きの広場があります。

それ以外の施設としては、敷地の北端の方にある噴水と、その上流に続く水の遊び場。
噴水はかなり大きなものですが、私が訪れた10月の平日午前中には止まっていました。水遊び場が解放される季節や休日だけ動くのかも知れません。

水遊び場は、浅い流れのような構造になっています。ほかに滝になっているところもあるほか、浅瀬の周りに休憩所やシャワーもあって、かなり規模の大きなものです。

浅瀬の周りの休憩所は5間四方くらいの大きさのものが3つ、同じくらいのサイズの藤棚形式のものが2つあって、水遊びの季節には心強い限りです。

さらに園内にレストランもあって、日本庭園を眺めながら食事が取れるそうです。
私が訪れた時は時間がなくて中に入らなかったのですが、夜になればビアガーデンとして営業しているようでした。お庭の様子は知らないのですが、何にせよ外で飲むビールは旨いものですので、機会があれば再訪してみたいものです。

しかし、実はこの公園は、間もなくガラッと姿を変えることが決まっています。
その理由は、園内にも掲示されていた、こちらの事業です。

写真ではちょっと小さくて読みづらいのですが、付近が海抜ゼロメートル地帯にあたり、高潮や洪水の危険性が高いことから、公園全体に盛土をして、避難用や水が引いた後の復旧支援に役立つ高台にしようとする「新小岩公園防災高台整備事業」が実施されるということです。
区役所の発表によれば、7~10年かけて幅240メートル、長さ180メートルの公園全体に厚さ約6メートルの盛土をする計画だということです。

6メートルも嵩上げするということは、公園の横に見えている中川の堤防よりも少し高くなるくらいでしょうか。出来上がった暁には、川を眺めることができる、一種のスーパー堤防状の公園となるので、今とはまったく違った景色になることでしょう。

かなり大きな樹木も多いですし、スポーツに遊びにと利用の多い公園ですので、この先どのように事業が進められるのか注目したい新小岩公園でした。

(2016年10月訪問)

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