日本の都市公園は約10万ヵ所。その1/100なら行けるだろうと思って始めた覚え書きですが、1000ヵ所を超えても続いています。揺れる動物も集めています。

2016年11月20日

1330/1000 天神中央公園(福岡市博多区)

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天神中央公園は、西鉄福岡(天神)駅から250メートルほど離れた市街地どまんなか、福岡市役所の道向かいにある公園です。ここには1876年(明治9年)から1981年(昭和56年)まで福岡県庁があったのですが、これが移転した後に公園として整備されたものです。

音楽ホールなどの入った複合施設・アクロス福岡の屋上緑化スペースと公園とが一体となった姿は、完成当時には大きな話題を呼びました。奥に見える小山のような緑がアクロスです。

少し見る向きを変えて、福岡市役所を見上げたところ。市政への抗議集会を開くには、最適の場所です。

逆にアクロスから見下ろした園内の広場はこんな感じ。
いくぶん日が経って輪郭がぼやけてきていますが、芝生の刈り込みで四つ葉のクローバーが描かれていました。

地上に下りると更にわかりにくくなるので、周りをビルに囲まれた都心の公園ならではの遊び心だと言えます。

さらに、広場から少し離れて公園の南端部まで行くと、県庁時代の面影を残す噴水広場があります。
おそらく実際に使われれていた石材を使って、庁舎の正面玄関を再現したデザインなのだろうと思われます。

近くにはこのような鉄棒もあるのですが、これも当時の石材を使っているような気がします。

また、アクロス側の一角には、もっと飾りの入った石材も保存されていて、こちらには沿革が書かれた解説板が付いていました。
●現地の解説板より
天神中央公園及びアクロス福岡一帯には、明治9年(1877年)から昭和56年(1981年)まで福岡県の行政の中心地として県庁が立地していました。
県庁はルネッサンス様式を主体とした木骨レンガ造の2階建半地下式延べ8400㎡余の建物でした。
《沿革》
明治9年7月  福岡城内から当地に県庁舎(木造)を移転
明治44年7月  県庁舎(旧県庁舎)の新築工事に着手
大正4年2月  県庁舎竣工
昭和56年11月  県庁舎を東公園に移転 跡地に天神中央公園、アクロス福岡を建設

福岡県

一方、公園と一体となっているアクロスの屋上緑化ですが、本来は「ステップガーデン」という呼び名だったのですが、いつの間にか「アクロス山」という愛称が付いていました。実際に公園側からは頂上まで階段が続いていて、ちょっとした低山散歩が楽しめます。
逆に建物内からは一般の利用者は出入りすることができませんが、山の中から人が出てくるというのもおかしいので、これで良いのでしょう。。

●現地の案内板より「アクロス山へようこそ」
このアクロス山:ステップガーデンでは開設時に植栽した76樹種3万7000本の植物が、10年を経過した現在、約120種4万本に生育しました。イカル・シジュウカラ・ムクドリ・ホオジロなどの鳥が飛来し、その鳥たちが種を運んできたのです。
このたび主たる58樹種に解説文を付けました。花言葉も添えています。
どうぞアクロス山での憩いのひと時をおすごしください。

山道はこんな感じ。地上から14階建てのビルの屋上まで、つづら折りの階段が続いています。ふだん、ビルの14階まで歩いて登ろうとは思わないのですが、散歩道だと歩けてしまうから不思議です。

途中には、滝が流れていたり、花が咲いていたりします。

ところどころに休憩場所もあるので、休み休み登って行くこともできます。

記事の上の方で「ビルの中からステップガーデンには出られない」と書きましたが、ビルの中には公共施設以外に賃貸オフィスになっている部分もあって、そのオフィスの窓からは出入りできそうな雰囲気のところもありました。

頂上は展望休憩所になっていて、四方を見渡すことができます。頂上まで登れるのは、土日祝だけだそうです。

頂上の立入禁止部分越しに海の方を見てみましたが、曇っていてよく分かりません。

もう少しビルが傷んでくると、建物が樹木に負けてジャングルの古代遺跡感が出るのですが、今のところは互いが調和している外観です。

アクロス山が一体になっていることで、非常に個性的な公園になっている天神中央公園。せっかくなので、山や登山絡みのイベントなどあれば、もっと面白くなりそうです。

公園の公式サイト

(2016年4月訪問)

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