このところ浦添市の伊祖・城間あたりの区画整理地にある小公園を巡ってきました。
それらは「すずらん」「あさがお」など花の名が付けられていたのですが、ここは少し違って「うしもー」。名前を聞いただけで胸が高鳴ります(笑)
No.554 モーモー広場以来の爆発力を期待したのですが、行ってみると、牛もいないし、モーとも鳴いていない、ごく小さな公園です。
あまりに牛と関係なさそうなので「沖縄では野原のことを毛(もー)と言うから、そっちのほうか!」と思い直しました。つまり「牛ヶ原」の意味ですね。しかしそれならそれで、やはり牛にちなむものが欲しいところです。
園内はと言うと、宅地造成の際に残した崖地に巨大なガケ滑り台。
滑り台自体が曲線を多用した仕上げなうえ、周りには琉球石灰岩を積み上げた人工のガケもあって、なんとなく自然志向が見て取れます。
滑り台の最上部からは隣接の住宅の方に通路が続いているように見えますが、間にはフェンスがあって通り抜けることはできません。
滑り台の最上部から園内を見下ろしたところ。
平場は非常に限られており、ほぼ滑り台のための公園と言っても過言ではないほどです。
「けっきょく何がウシモーだったのだろう?」と考えながら公園の外に出てみると.....最後になって見つけました!公園と隣の家にまたがる擁壁に、闘牛の巨大壁画!!
こんなところに牛が隠れいていたのか(自分の来た方角の問題であって、牛は全然隠れていないのですが)。
帰ってから少し調べてみると、公園がある城間地区は、かつて闘牛で有名だったそうで、『浦添市景観まちづくり計画(平成20年)』の中に「城間の闘牛大会(昭和30年代)」の図がありました。
ちなみに壁画の作者は我如古彰一さん。作品名は「うしもー」です。
と言うことは、やっぱりこのあたりがウシモー(闘牛場)として使われる広っぱだったと考えるべきなのでしょうか。いつか詳しい人に「牛毛」について尋ねてみたいところです。
(2016年1月訪問)
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