日本の都市公園は約10万ヵ所。その1/100なら行けるだろうと思って始めた覚え書きですが、1000ヵ所を超えても続いています。揺れる動物も集めています。

2016年1月31日

1113/1000 萩之茶屋北公園(大阪市西成区)

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大阪市西成区の萩之茶屋は、俗に旧字名の「釜ヶ崎」、行政的には「あいりん地区」と呼ばれる地区にあたります。
日雇い労働者向けの簡易宿泊所が多く、ホームレスの方々が多く暮らすことで知られています。

ところで、日本では「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」において、ホームレスを「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者をいう」と定義しています。
様々な理由があって住むところがない人たちを「故なく=何の理由もなく」公共空間で暮らすと定義するところも問題ですが、それ以上に「ホームレス=家がない」人たちの中でも「野宿生活をしている」人だけを対象にしているところにこの法の限界があると考えられ、実際の支援の場面では、より幅広く簡易宿泊所、ネットカフェ、飯場など不安定な居住環境に暮らす人も対象にした方策が必要となっています。

それはさておき、上記引用の筆頭に「都市公園」が出てくるように、公園は公共施設の中でも自由空間としての色合いが濃いため、地域にホームレスが多いと公園が彼らの生活の場、あるいは支援団体の活動の場として使われる傾向となり、その他の人が自由に利用しがたい状況が生まれます。
とくに釜ヶ崎では、通称・三角公園、四角公園と呼ばれる2つの公園(萩之茶屋南公園、萩之茶屋中公園)がそうなっており、テント・小屋掛け、不法投棄、車両乗入れなどが定着しているため、子供はおろか、大人でも入りづらい場となっています。

【グーグル・ストリートビューより 三角公園(萩之茶屋南公園)】


【グーグル・ストリートビューより 四角公園(萩之茶屋中公園)】


そうした中で、野宿対策等のために長年にわたって封鎖されていた一つの小公園が、子供たちの遊び場として2011年(平成23年)に復活・再整備されました。それが萩之茶屋北公園です。

場所は元・萩之茶屋小学校の東側で、周囲は簡易宿泊所や安マンションに囲まれています。
復活したと言っても全フェンス型の時間限定開放なのですが、小さな広場は美しく保たれ、時折は学童の行事なども開かれているそうです。

トイレだけは公園の外からいつでも出入りできるようになっています。

上の四角公園、三角公園から200m、300m程度しか離れていないことを思えば、よくぞここまで到達したと思います。

(2015年10月訪問)

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