978/1000 松が丘公園(兵庫県明石市)その2

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明石市・松が丘公園の第2回です。
前回はこの公園のシンボルとも言える動物遊具群を紹介しましたが、今回はそれ以外をまとめて。

団地センター横の入口から入ると、まずハト?のモニュメントが出迎えてくれます。

そこから階段を登って丘の頂上に至ると、大きなドーム屋根を持った休憩所があります。おそらく開園当時(1969年)には今ほども樹が繁っておらず、周囲からUFOのようなドームがよく見えたのではないかと思います。

丘の上には周回の遊歩道が通っており、道沿いにアカマツの林が残されています。開園から45年以上が経って林相もずいぶん変わってきたことだろうと思いますが、それでも山の方よりはマシで、下層の常緑樹は少なめです。
個人的には、もう少し手入れをすれば林の下も使えるようになって、もっと楽しい空間になるように思います。

園路を巡っていると、「白雲大明神」という小さなお社がありました。お社の前には、鳥居の上にトタン葺きの屋根がかけらたスペースがあり、ベンチも置かれて休憩所も兼ねたような格好になっています。
雰囲気からして、この丘が公園になる以前からあったお社を、公園化の際に改修して今に至っているのではないかと思われます。
コンクリート製の擬木の鳥居というのがいかにも公園的で、ちょっと面白いところです。

お社よりも古くからこのあたりにあったのが松が丘古墳ですが、本来は公園の外にあったものが、団地造成に伴って公園内に移築されたものだそうです。
周囲の状況から切り離されて横穴式の石室だけが保存されているので、古墳築造時の姿、また移築前の保存状況、どちらとも想像するのが難しい状態です。

山を下りて、ハトの広場から北へ向かうと、桜の多い芝生広場があります。
ピクニックなど落ち着いたレクリエーションは、ここを使うことになります。

さらに北上すると、巨大な石の山遊具がある広場に出ます。
見てのとおり単純な山ではなく、タコ遊具系統の不思議な造形ものです。トンネルの中にも分岐があって、いったい幾つの滑り台があるのかもうまく説明できません。
全体のイメージとしては「カタツムリ」が近いのではないかと思います。

カタツムリの横にあるので目立ちませんが、こちらの優勝カップ?のような遊具も個性的な立ち姿です。
カップの中央には子供が一人通れるくらいの穴が開いており、泥や雨水は溜まらないけれど、子供も落っこちるという仕立てが面白いところです。

公園の規模が大きい(約3ヘクタール)ため、遊具広場も何ヵ所かに分かれて設置される格好になっており、南側の小広場(ほぼ砂場のみ)には巻き貝型の遊具が置かれています。
先ほどの巨大山遊具も考え合わせると、どうも軟体動物が好まれる傾向にあるようです。

あと、個性的なコンクリート遊具たちの中に入ると目立たないのですが、個人的にヒットだったのはNo.888 で見かけたものと同系統の親子滑り台。デッキ部やハシゴ部を共有するのではなく支柱だけを共有して、大・小の滑り台をコンパクトに設置する優れものです。
ハシゴや柵の体裁が違うので同型モデルではありませんが、発想にどこかつながるところがあると思われます。
松が丘公園の親子滑り台
No.888 佐賀市本庄町袋の遊び場の親子滑り台

という感じで、個性的なもの、気になるものが多い松が丘公園ですが、公園がある明舞団地は居住者の高齢化や施設の老朽化が進んで地域活力やコミュニティ力が減衰する「オールドタウン化」が進むところでもあります。
その再生のために色々と実験的・実践的な取り組みが進められていますが、公園の再生・活用についてはこれからといったところだと思います。
古い公園は居住者・出身者の様々な記憶を紡ぐ装置ですし、それと新しい入居者の暮らしとを結びつける仕掛けにもなりますので、「古くなったから改修!」という単純な図式ではなく、場所の特徴を活かしながら面白いことが考えられれば良いのですが。

おまけ。
団地の給水塔に書かれた団地名「明石舞子」には、(C)が付いていました。
これって著作権表示(マルシーマーク)だと思うのですが、「明舞団地」ならまだしも、既存の地名を二つ並べただけで著作権って主張できるものなのでしょうか?

(2015年2月訪問)

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2 コメント

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2015/11/15 21:09 delete

明石舞子(C)=C地区の給水塔ですね。
A地区には明石舞子(A)、B地区には明石舞子(B)の給水塔があります。

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2015/11/18 9:41 delete

Unknown さま
なるほど~、そうだったのですね!
確かに、普通に考えれば「A、B、Cと順番に何かがある」と考えるべきだったのに、
©マークの先入観にとらわれていました。

ご教授ありがとうございます。今後とも本ブログをよろしくお願いします m(_ _)m

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