941/1000 ひまわり公園(沖縄県浦添市)

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ひまわり公園は、浦添市の宮城地区にあります。
場所は宮城公民館の隣なのですが、近くには別に「宮城公園」という大きな公園もあるので間違えないようにしなければなりません。

小さな丘の開発に際して、頂に公民館を置き、そこから山裾に向かう斜面地の一部を公園として残したような格好になっています。
公民館前にも草敷きのグラウンドがあるのですが、どうもここは公民館の敷地で公園ではないようです。

このあたりは、もともと御願山と呼ばれた地域の聖域だったということで、その名残を伝える大ウスク(アコウ)が残っています。

■現地の解説板より「宮城の御願山のウスク」
『浦添市指定文化財(天然記念物) 植物 宮城の御願山のウスク』
ウスク(和名・アコウ)は、クワ科の半常緑高木で、日本本州の紀伊半島を北限とし、琉球列島~東南アジアに分布します。年に数回、短期間落葉する特徴があります。
宮城の御願山のウスクは、樹高10メートル、樹冠は南北約20メートル、東西約16メートルの広がりをもっています。幹は根元で南北2本に分かれ、北側の幹の胸高直径は約80センチ、南側が約100センチあります。これほど大きく生育したウスクは県内の都市部では数少なく、樹齢は100年以上と推察されます。
宮城公民館一帯は、かつて御願山とよばれた聖域で、字宮城の拝所として地域住民の精神的なよりどころでした。戦前までは樹木が繁茂していましたが、去る沖縄戦で大部分が消失しました。宮城の御願山のウスクは、こうした戦災にも耐え残った樹木で、現在ではかつての御願山を偲ばせる唯一のものとなっています。
宮城の御願山のウスクは、浦添市の巨木・老樹として保全し、後世に残すべき貴重な植物です。

平成23年3月18日指定 浦添市教育委員会


これはウスクの樹の近くから公園部分を見下ろしたところ。周囲の住宅とは、かなり高低差のある敷地だと言うことが見てとれるでしょうか。

山裾からは、等高線に沿いながら緩い坂で登ってくるような園路配置になっています。
写真の中央が舗装された園路なのですが、その下側(左側)に園路と並行して細長く続く平坦な芝生地が謎です。が、おそらく以前は遊具などがあったものを、老朽化に伴って撤去し、跡地を芝生地にしたのだろうと思います。

現在の遊具の花形は、こちらのピラミッドネット。
ただ、公園としては一番奥まったところで、少し使いにくい場所にあるのが難点です。

そして、先ほど上から見下ろしたレンガ敷きの広場ですが、何かの台座が置かれています。
本来は台座上に何かモニュメントがあったのでしょうが、鉄筋むき出しで乱暴に取り外され、周囲にはベンチの台座かと思われるコンクリート製品が放置されているなど、あまり大切にされていない様子が伝わってきました。

再整備はおこなわれているのですが、所々に気になることの残るひまわり公園でした。

(2015年1月訪問)

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