しかし江戸時代初めに廃城となった後は放置され、長く忘れ去られた状態となっていました(堀はずっと残っていたそうですが)。
これが平成の初め頃に公園として復元的に整備され、勝竜寺城(しょうりゅうじじょう)公園となりました。
ちなみにお城の名前としては難しい方の字を使った「勝龍寺城」と書くほうが良いようですが、都市公園としての名称や所在地の町名は「勝竜寺」となっています。
それ自体はどっちでも構わないと思うのですが、公園の門そばに置かれた石碑は「勝龍寺」ですね。
整備されているのは本丸と周囲の堀、西側にある沼田丸です。
本丸の櫓の中は管理棟、休憩所になっています。
ところが、なんと訪問した日は休館日! 門の中には入れませんでした。
仕方がないので沼田丸に。
こちらは24時間オープンの広場になっていますが、整備内容はいわゆる公園の広場そのもので、とくにお城っぽいところはありません。
沼田丸の中央付近には「ガラシャおもかげの水」と名付けられた地下水があります。発掘調査で見つかった井戸と関連付けているのでしょうか。
このあたりは京都西山からの地下水が豊富で、水の美味しい地域ですので、一杯いただいて本日はここまで。
日本の歴史公園100選にも選ばれているので、もう少ししっかり紹介したかったのですが、本丸の中はまたの機会に。
●長岡京市による公園紹介ページ
(2014年10月訪問
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