日本の都市公園は約10万ヵ所。その1/100なら行けるだろうと思って始めた覚え書きですが、1000ヵ所を超えても続いています。揺れる動物も集めています。

2014年11月29日

858/1000 山本通東公園(神戸市中央区)

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山本通東公園は、神戸の異人館街・北野地区にある小公園です。
付近のランドマークである神戸バプテスト教会、インドクラブという建物に接しているのですが、それぞれの建物の裏手にあたるためあまり目立ちません。

目立たないから悪いということはなく、車通りの多い道に面していないことも相まって、放課後や休日になれば子供たちがよく遊んでいる気持ちのよい公園です。

敷地の北寄りに木製の複合遊具がひとつ。あとは自由に使える広場になっています。

西隣にあるインドクラブは、インド系住民の方を中心とする社交の場。建物の中にはホール、レストラン、パーティースペースなどがあります。
数年前に建物が新築されて、公園側に窓を広く取った建物になりました。こういうのは、公園の存在を意識してくれているようで嬉しくなります。

この公園と北隣の神戸バプテスト教会を合わせた敷地には、空襲で焼けるまでは神戸出身の洋画家・小磯良平の邸宅、アトリエがあったそうです。園内には、地元の方が設置した簡易な解説板が設置されていました。

■小磯良平画伯 元アトリエ跡
昭和20年(1945)6月5日、神戸大空襲で消失するまで、この「山本通東公園」と北の「神戸バプテスト教会」を合わせた広い敷地(約1300坪)には、小磯良平画伯(文化勲章受賞、1903.7~1988.12)の邸宅がありました。
現在の、バプテスト教会の敷地には平屋建ての邸宅と巨石で組まれた日本庭園、雪見灯籠があり、西には大きな白壁の蔵がありました。この山本通東公園には洋風のアトリエが建っており、又西洋式花苑の美しい庭には、色々な果物の木が茂り、中央にはヒマラヤ杉が聳え立ち、水辺まで石段のついた池には色鮮やかな錦鯉が泳いでおりました。
このアトリエ(100㎡)は小磯画伯が結婚された年、昭和7年(1932)11月に新築されました。そして14年間に亘りこのアトリエから数々の後世に残る大作が生み出されました。
ここに、私たちは過去にこの地に小磯画伯のアトリエが建っていたことを、神戸の歴史の一ページとして記録し後世へ引き継ぎ伝えていきたいと思います。
平成24年(2012)10月吉日
山本通1丁目自治会、山本通東公園管理会、北野ふれあいのまちづくり協議会

解説板のほかに邸宅跡を偲ぶものはありませんが、一番大きなクスノキはもしかするとその頃の名残かも知れません。

(2014年10月訪問)

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