1990年(平成2年)に開催された国際花と緑の博覧会、通称「花博」の会場となった花博記念公園鶴見緑地は、面積約122ヘクタールの広域公園です。公園敷地は大阪市と守口市にまたがっており約45%が守口市域に含まれますが、公園の設置・管理はすべて大阪市がおこなっています。
が、今日は鶴見緑地ではなく、その北口を出たところ、一見すると鶴見緑地のエントランスにしか見えないところにある守口市の世木(せぎ)公園を訪ねます。
実際、花博の開催中はバス乗降場や駐車場などのあるエントランスになっていました。
主会場が「花博記念公園」を名乗り記憶をつないでいるのに対して、世木公園は花博のことなどきれいさっぱり忘れて、今は釣り堀になっています。
なぜそんなに思い切った転換を図ったのかはよくわかりませんが、すぐ隣に下水処理場がありますので、その処理水を利用する施設という意図で整備されたのではないかと思います。
また守口あたりは、昭和の中頃までは低湿地の中を水路が縦横に走る田園地帯でしたから、フナ釣りの好きな市民が多いのかも知れません。
この丸い池が釣り堀。ヘラブナ専用だそうです。
池の向こうの林は、もう鶴見緑地です。
橋を挟んで、北側の池は自然風。こちらは釣り堀ではありません。
釣り堀の料金は5年ほど前に値上げをしたようですが、それでも1日遊んで2,000円(守口市民なら1,700円)。
他所の釣り堀のことはよく知りませんが、東京で市ヶ谷駅からよく見えるお堀の釣り堀が1時間750円だということなので、比べるとずいぶん安いですね(立地や利便性はまるで違いますが)。
(2014年6月訪問)
【2021年7月追記】
と、7年前に記事にした世木公園ですが、その後の利用者数低迷、施設老朽化が重なって、2021年7月で釣り池は廃止となりました。
実質的に池しかない公園なので、この後は池を埋めて何らかの再整備を進めることになるでしょう。
リニューアルされたそうですよ!
返信削除こんにちは、情報提供ありがとうございます。
削除まだ一部、工事が残っている箇所があるようなので、それが終わった頃に訪ねることができればと思います