713/1000 津知南公園(兵庫県芦屋市)

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阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた芦屋市の津知町、川西町の復興区画整理でできた5つの小公園の現在を見に行くシリーズ。
2つめは津知南公園。小さな遊具広場と、花の咲く木、実のなる樹がたくさん植えられた一角、そして小さな池のある小公園です。

北側のエントランスは、接道部のほぼ全体が開口しているため公園内の見通しがよく、また気軽に中に入っていけるようになっています。多くの公園では、道路への飛び出し防止の観点から開口部を限定する傾向があるのですが、ここはベンチやプランターを上手に使って飛び出し防止と開放を両立させています。

遊具広場は、円形の広場の中央にラダー付きの滑り台が一つあるだけのものです。
しかし付近は震災後に新しいマンションが増えているので、小さな子供の遊び場としてよく使われている雰囲気です。
ただ遊具そのものは柱に傷みが出ており、しっかりとした補修が必要な時期に来ているように思いました。

遊具広場から盲腸のように突き出て、三方を家に囲まれた妙な一角がありました。
公園としては使い勝手が悪く倉庫を置くくらいしかできない部分ですが、隣接住戸にとっては程よい開口部となり、陽あたりや風通しに役立っているのではないでしょうか。

南側のエントランスは、北側とは趣を変えて、花の咲く木、実の生る木の林の下の小路を抜けるように雰囲気に仕立てられています。

実の生る木は公園の彩りとして面白みがあり、また災害時の非常食としての役割も期待できることから、震災後の公園整備で多く取り入れられました。
初夏に訪れたので、ビワ、カキ、ザクロ(多分)などの小さな実が育ち始めていました。

井戸から繋がる池は、以前は素掘りのビオトープ風のような仕立てだったのですが、いつのまにかコンクリート護岸で固められていました。
ビオトープとして程よい状態で維持管理し続けるのも手間がかかるので、地元からの要望があって改修されたのではないかと思われます。
2014年の池

2005年の池

ご近所の方の庭として、よく管理・利用されている印象ですが、それを続けていくのも大変なのだろうなと想像される津知南公園でした。

(2014年5月訪問)

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