656/1000 立石一丁目児童遊園(東京都葛飾区)

2014/04/25

キャプテン翼 キャラ物 葛飾区 身近な公園 東京都

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立石一丁目児童遊園は、京成立石駅から徒歩1分。開園は1976年(昭和51年)、面積は約510平米の小公園です。
あたりは下町の商店街・飲み屋街で、昼間は買い物帰りのお母さんの休憩、夜は酔っぱらったお父さんの酔い覚ましに使われているものと思われます。

おそらく、できた当時は近隣の店舗兼住宅に子供が多く住んでいたのでしょうが、今となっては額面通りに児童が遊んでいることは少ないように思います。
それでもスパイラル滑り台、ブランコ、鉄棒などの遊具など最低限のものは揃っており、幼児連れで商店街まで来たついでに、ちょっと遊ばせるくらいには良いかも知れません。

かつては公園名物であったろう、トイレの目隠し板に描かれたリンゴちゃんとバナナくんの絵物語。
ラストシーンの文句だけがかすれて読み取れず、バナナくんたちに見せつけられたリンゴちゃんの最後の思いが伝わってこないのが残念です。

そして2014年春に、この地区のキャプテン翼銅像の第2弾シリーズとして設置された大空翼くんの銅像。これまでに本ブログに登場したNo.654 四つ木つばさ公園の大空翼像、No.655 渋江公園の岬太郎像は小学生の等身大サイズのものでしたが、こちらは30~40センチほどのの小ぶりなものです。

銅像とボールは別パーツで、ボールは背景のスピード線が描かれたプレートの方にはめ込まれています。
このこの立体像と平面画の組合せというのは、立体マンガモニュメントとして先行してきた水木しげるロード(境港市)や、水島新司まんがストリート(新潟市)、松本零士作品(敦賀市)などでも見かけなかったものですが、非常によく考えられた表現方法だと思います。

と言うのは、2次元のマンガを3次元の銅像にする時にしっくり来ない部分を、いっそのこと2次元的なプレートに描くことによって、コマ+背景(効果線)+人物というマンガ画の基本構成を再現しつつ、同時に「走りながら自分の頭ごしに前方にボールをトラップする」というマンガ的動きを表現することに成功していると思うからです。
私の評価がどれほど的を射ているのかはわかりませんが、これからのマンガモニュメントでは、この手法が増えるかも知れません。

おまけ.
葛飾区の紋章の入ったプランター。非常にシンプルで力強い「カ」をデザインしたものです。

(2014年3月訪問)

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