4390/1000 御幸中央公園(熊本市南区)

2026/10/20

熊本県 熊本市南区 身近な公園

熊本市南区の御幸(みゆき)中央公園は、熊本市を大きく囲む環状道路沿いの流通団地の中にあり、野球場やテニスコートのほかに、大きめの広場が複数面あって、どちらかと言えば休日に人気が出そうな公園です。

駐車場も2ヵ所あるのですが、今回は北側の駐車場横のエントランスから、コンクリート製の列石に導かれて入ります。

もともと、昭和の終わり頃に環状道路が通って流通団地ができるまでは一面の田園地帯で、今も1kmほど南下すればそれが残っているので、公園の中を幹線用水路が通されています。

園内の水景施設などに上手に引き込めれば良かったのですが、本来の目的が農業用水の安定供給ですので、公園とはしっかりと縁切りされて、ただ滔々と流れていきます。

敷地の中央を南北に流れる細い方の用水路を挟んで、東側が野球場、テニスコート、遊具広場などの目的がはっきりした施設、西側は大まかに2面に分かれた多目的広場になっています。

「野球場」と書きましたが、バックネットを含めた防球フェンスは両翼50メートルくらいで、外野まで行くと徐々に草っぱらになっていくという、おおらかな構造。ですので、実質的には少年野球もできる多目的広場と言えるでしょう。

野球場とは、背の低いカイヅカイブキで区切ったところにあるのが、遊具広場。
やや細長い敷地の中に、滑り台、ブランコ、ターザン遊具、砂場などがあります。

子供たちに人気があるのは、たぶんターザン遊具なのですが、本ブログとしては、海賊ブランコに注目です。

久しぶりに登場の、海賊ブランコ。本ブログで初めて出会ったのはNo.128 両国公園でしたが、それよりも兄弟分のNo.2153 鎌倉公園と同型と思われます。
胸開き・両腕広げタイプの親戚には、No.214 八軒町公園やNo.1450 塩原西公園のネイティブアメリカンがいます。

ちなみにマンガ「ワンピース」作者の尾田栄一郎さんは熊本出身で、2016年の熊本地震の後に、彼の協力による「ワンピース熊本復興プロジェクト」として、県内各地に主人公と仲間たち(海賊・麦わらの一味)のモニュメントなどが建てられているのですが、それとは関係なく、別流派の海賊です。
でも、モニュメント巡りなどをする際は、ぜひ仲間に入れて欲しいようにも思います。

続いて、用水路西側の多目的広場へ。
こちらは、ステージを挟んで北側の草敷きの広場と、南側の土敷きの広場とに分かれます。

「ステージ」と書きましたが、そう呼ぶには小段に切り分けられていて、実際にステージとして使うには制約が多い感じです。むしろ、広場に向かって座る観覧席なのかも。

そう思ってみると、両脇の部分には屋根が架かっており、座席として考えられているようにも思えます。

そして、南側の土敷きの広場。もともとは一面の広場だったところに、後から樹木を植えて、広場としての機能を大きく制限した様子が伺えます。

おそらくは、この公園の設定としては、上述の野球場こそが運動施設で、こちらはスポーツ利用を認めていなかったにも関わらず、サッカーなどをやる人が多かったために、使いにくくするための植樹を行なったのではないかと考えます。

全体的に作りがおおらかで、のびのびと遊べるのですが、のびのびしすぎて制約もできてしまった御幸中央公園でした。

(2026年8月訪問)

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