神戸市北区にある市営桜の宮住宅は、1970年代初頭に開発され、5階建て程度のいわゆる「団地」で戸数約2,300戸が連なっていましたが、建物老朽化に伴って2010年代から順次建替が進められ、8~9階建て集合住宅と戸建てが混じり、団地内に医療施設や菜園などもある新しい住宅地としての再生が進められています。
団地の中心にある北山公園も、1972年(昭和47年)開園で団地と同じ年月を重ねてきていたのですが、団地再生の一連の事業の中で全面的に再整備されました。
以前も土敷きの広場がメインの公園ではあったようですが、それがかなり大胆に再編されて、40メートル四方くらいの広場が一面、それを避けるように花壇と遊具を配置するという構成になっています。
No.3065 荒田小学校跡地公園やNo.4289 山の街公園のように、神戸市内が最近に整備した公園では、大きく育つ樹木を1~2本しか植えないことが多いのですが、ここも少なく、広場内に影を落とす樹木は見当たりません。
広場の周りは、多少背が高いフェンスで囲まれていますが、球技ができるほどの高さはないので、子供がちょっとしたボール遊びをするくらいが適しているでしょう。
遊具は、滑り台が2つ合体したものと、揺れる動物遊具。
せっかく団地を再編して、若い世代の入居者も呼び込もうとしているのですから、遊具にもうひと頑張りあっても良かったようにも思いますが、逆にこのサイズの広場を取れる公園は近所にないので、「北山公園は広場、その他の公園で遊具」と考えたのかも知れません。
再整備されてから日が浅く、以前の公園で大きく育っていた樹木を全部伐ってしまったために、とにかく日陰がないのが厳しいところ。
植桝をかなり大きく取っているので、ここのサクラが大きく枝葉を伸ばせば、縁のコンクリート枠がちょうどよいベンチになると思うのですが、まだもう10年くらいはかかりそうです。
たぶん公園全体の地盤高をかなり調整して、園路を通り抜けることで団地内のバリアフリー動線を増やそうとした気配が感じられるので、以前の樹木を残せなかったのだろうと考えます。
とは言え「カンカン照りの平らな道と、木陰の坂道と、どちらが快適か?」と聞かれれば、意見が分かれるところでしょう。
せめて法面くらいは、もう少し樹木を育ててくれないことには、夏場は暑くてどうしようもないことが予想される北山公園でした。
(2026年5月訪問)









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