神戸市の須磨離宮公園の前身である皇室の別荘「武庫離宮」が造営されたのは1914年(大正3年)のことですが、ちょうどこの頃から神戸の市街地は東西に急拡大するようになり、1920年(大正9年)に旧・須磨町が神戸市に編入されます。
離宮周辺の農地も宅地開発が進み、1930年(昭和5年)に離宮前町(りきゅうまえまち)が置かれます。
そんな町にある離宮前町公園は、地区公民館の隣にある小公園です。
敷地は大きく2段に切り分けられており、上段はパーゴラのある遊具広場。
遊具は滑り台、砂場、4連ブランコがあります。
パーゴラも大きくて立派なものです。
この上段に関しては、モミジやウメ、ツツジなど、やや和風庭園よりの花木、紅葉樹が使われていて、あたりの公園とは一風変わった景色になっています。
そして、150センチほどの高低差がある下段に向かいます。
下段は、一面の土敷きの広場。
こうなると、いかにも高低差部分にボールをぶつけたくなるものですが、大きく「かべ当て禁止」と書かれています。
園名板のマーブル模様も美しい離宮前町公園でした。
(2025年9月訪問)









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