以前にNo.1404 熊内台南公園を訪ねた時に、「標高にして20メートルほど上がった熊内台の北端に熊内台北公園もある」と書きましたが、それから8年の時を経て、熊内台北公園を訪ねました。
しかし、出入口からして、来るものを拒む要塞のような堅牢さです。ここの階段の上に張飛や弁慶が立っていたら、幾万の軍勢でも押し返せそうです。
そんなアホなことを言いながら階段を上ります。
園内に入ってからも2段築成担っており、下段には滑り台、上段にはブランコなどが配置されています。
滑り台は神戸市内でよく見かける、デッキを支える柱がないタイプ。
園内スペースが狭いので、滑り台の下も自由に通り抜けられるようにしたいという気持ちのが表れているのでしょうか。
続いて上段に向かいます。下段と比べると高さは4メートルほど上がり、周りの家々の屋根を超えるので、かなり眺望が開けます。遠くに見えているのは新神戸駅付近の高層ビル。
一方、反対側に目を向けると、迫りくる山。この境界線ギリギリな感じがたまりません。
上段の一角にお地蔵様が、と思ったのですが、彫られている言葉をよく読むと「釈尼妙洋」、「俗名某」などとあるので、亡くなられた方の供養のための石仏のようです。
上段の遊具は2連ブランコと鉄棒。ブランコを漕いで高く上がれば、さらに眺望が開けることでしょう。
でも大人はそんなにブランコに乗ると気分が悪くなるので、奥に見える階段を使って、もう一段高いところへ向かいます。
園内の樹木や、周りの建物との関係で視界が開ける方向は限られるのですが、ここからは六甲アイランド方面がよく見えます。

そして園内を見下ろします。
こうなってしまうと、張飛や弁慶が入口を固めていても、背後に回り込まれて逆落としでやられてしまいそうです。
街と山、現実と空想の間にある熊内台北公園でした。
(2025年7月訪問)











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