4078/1000 学文殿公園(兵庫県西宮市)

2025/10/18

阪神・淡路大震災比較 身近な公園 西宮市 兵庫県

t f B! P L

西宮市の学文殿町(がくぶんでんちょう)は、いかにも曰く有りげな町名なのですが、市役所の資料などを見てもあまり詳しいことは書かれていません。
ただ、昭和30年の町名成立以前から、町内には県立鳴尾高校、鳴尾北小学校があったようなので、それを背景にして付けられた、当時風の「学園都市」ネーミングではないかと考えています。

そんな学文殿町にある学文殿公園。
その県立鳴尾高校、鳴尾北小学校、そして学文公民館や学文保育所の並びにあり、公共施設群の一角を占める小公園です。

北に隣接する小学校との間には門があるのですが、かなり錆びついており、めったに開閉されることは無いように思います。ので、”学校公園”のラベルは付けずにおきます。

さて園内。学文公民館を角に置いて、その北と西との鍵型の敷地をしています。
このうち西側が土敷きの広場、北側が遊具コーナーになっています。

2つのスペースの境界部には、コンクリート製の蒸気機関車。おそらく、この公園で一番の古株遊具です。

そう思って古い写真を確認していたら、1995年(平成7年)1月に、阪神・淡路大震災後の公園調査を行なった際のものが出てきました。機関車は写っていませんが、編成全体の位置は変わっていなさそうです。

1995/1/31撮影

牽引されているのは、丸いタンク車のような面々。筒状にはなっていないので、中に入って遊ぶのではなく、よじ登ったり跨ったりして遊ぶものです。

この運転席に見立てられるパーツが、また良いですね。
小さい子供が、かくれんぼをする時にちょっと隠れるんだけど、すぐに見つかってしまうような姿が想像されます。

これ以外の遊具は、わりと最近に全部入れ替えられたようで、新しい遊具が並びます。
中に入って揺れるスプリング遊具や、

今風のクライミング壁や谷渡りの付いた複合遊具などが置かれています。

防災用の井戸も、震災の時のことを思い出して、新しく作られたものだと思います。

阪神・淡路大震災から30年目の学文殿公園でした。

(2025年7月訪問)

ブログ内検索 Search

アーカイブ Archive

地図 Map

問い合わせ Contact

名前

メール *

メッセージ *

Facebook Page

QooQ