神戸市長田区の真陽(しんよう)小学校は、1887年(明治20年)の開校で長田区でもっとも古い小学校です。これのすぐ北側に、真陽公園があります。
道路に面した間口は15メートルほど、奥行きは30メートル以上ある細長い敷地形状をしており、その中に遊具が一揃いと、サクラが何本か大きく育っているので、まとまった広場スペースはありません。
上写真でだいたい全部が見えてるのですが、手前から順に施設を確認。
まず、道に近いところに、一本足の休憩所。四隅に柱があるものと比べればどうにも不安定で、管理上はあまり好まれないのですが、神戸市の古い公園ではよく採用されているタイプです。
続いて滑り台&砂場。滑り台はデッキ下の柱がないタイプで、休憩所と並べてみると、狭い敷地内で少しでもじゃまになる柱を減らそうとした姿勢が伺えます。
滑り台の隣には、揺れる動物遊具のパンダ型5とラッコ型1のなかよしコンビ。もとは青系の色合いだったラッコが、全身黄色に塗りつぶされているのは、なんともはやです。
かつて神戸市には、動物園にジャイアントパンダ、水族館にラッコがいた時期が長く続いていましたが、2025年の今は、どちらもいなくなりました。
そして一番奥には4連ブランコ。こちらは柵まで真っ赤です。
敷地の両側に植えられているサクラの樹は、どれも建物の3階を越えるほど大きく育っているのですが、建物側には枝を伸ばせないため、公園の内側へ内側へと傾いてしまっているのが気がかりです。
園内で花を楽しむのには良いのですが、樹木として健全な育ち方ではないので、大風が吹くとポキリと倒れてしまわないか、気になってしまいます。
混み合った市街地で存在感を放つ真陽公園でした。
(2025年1月訪問)








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