以前に岸和田市のNo.3034 浜工業公園を訪ねましたが、これは昭和中期に海を埋め立ててつくられた大きな公園でした。
今回の浜公園は、いまは市街地と浜工業公園、それ以前は陸地と海との境界だった旧堤防が見えるくらいのところにある小公園です。
そしてこの公園の最大の特徴は、小さいながらも交通公園の形を取っているところ(ただし現在、その機能は、ほぼ失われていますが)。
そういうわけで、出入口の園名板には、交通公園の名と、それっぽいイラストが模られています。しかし、これがどうにもヘタウマな感じで、妙な味を出しています。
これは線路の上をフラつきながら走る自動車。踏切のところで間違えて曲がってしまい、線路に誤進入したものと思われます。
まるで50年後の超高齢社会を予言したかのようです。
こちらは、自分の肘を持たせて盲目の人を誘導し、穴を避けながら歩く女の子。
後ろの人は坊主頭で、右手に抱えた琵琶の頸部分が突き出ているところから、琵琶法師だと思われます。
さて園内。交通公園なので園内を一周する園路に、トンネルや坂道などのアイテムが絡んできます。
園路に沿って左回りに行くと、まず登場するのは、頑丈そうなトンネル。
横からすごく大きな階段で屋上に上れるようになっており、反対側の斜めガケ登りと合わせた楽しめます。
斜め面の手前側は、劣化したにしてもザラザラすぎるので滑り台ではなく、元々は鎖かロープかが付いていた斜めガケ登りではなかったかと思います。
トンネルの屋上から、この先のコースを眺めます。
こちらがコースのもう一つの山場、「坂道」です。
バイクでも、坂道発進の練習をするには短すぎるコンパクトサイズ。
その小さい山のトンネルから、蒸気機関車に牽引されて、カラフルな土管列車が走ってきます。
列車の土管よりも、トンネルの方が一回り小さいところがポイントです。
コースから少し離れたところには、ままごと用のお家があります。交通公園にあると景色が締まって見える、沿道の情景アイテムでもあります。
ふつうのブランコや滑り台もあリます。
何かわからないアイテムも残されており、想像を掻き立てられる浜公園でした。
(2025年3月訪問)
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