大道北三十三志(だいどう・きた・さんじゅうさんし)公園は、No.4008 大道北記念公園から東へ100メートルほど離れた小公園です。
公園名について、No.4008で大道は「滝坂道とも呼ばれた街道(大きな道)」のことだと知りましたが、三十三志はまったく分かりません。
そもそも、「さんじゅうさん・し」なのか、「さんじゅう・さんし」なのかといった言葉の区切りも分かりません。ですが、園名板では、“Daido-Kita”に対して“Sanjusanshi”と区切り無しで書かれているので、「さんじゅうさんし」という一つの言葉があるのかも知れません。
三十三間堂や西国三十三ヶ所巡りは、法華経による「観音菩薩が人々を救うために33の姿に化身して世に現れる」という信仰に基づくものですので、近くに観音様を祀るお寺でもあるのかと思って探してみましたが、あいにくと阿弥陀堂しか見つけられませんでした。
「33の志」なので、土地区画整理事業に関わった所有者が33人いたのかとも考えてみますが、No.4008の記念碑には職員の方を含めても20人しか名が刻まれておらず、完全に行き詰まってしまいました。どなたか命名の由来をご存じの方、ぜひコメント欄でご教授ください。
さて、そんな考察はさておき、実際の園内は、全体が小さな丘になっています。
その頂上が小さな広場、南側はツツジの植栽、北側は斜面を使った遊び場という使い分けをしています。
頂上の広場。この時は芝生の養生かサクラの手入れかでネットを張って入れなくしている部分がありますが、普段は木陰でのんびりしたり、夏になれば虫捕りなどにも良いでしょう。
そこから北へ飛び出す遊具たち。ネットで上り、滑り台で下りるという繰り返しにはなりますが、飽きない構造です。
子供たちに愛されすぎて、真ん中の木製階段が、かなり擦り切れてただの斜面地に戻りつつあります。
下りたところには、揺れる動物遊具と砂場。
程よいところにベンチもあるので、親御さんたちは腰掛けて、遊び場全体を見守る事もできます。
すごく平らだったNo.4008とは対となって、街なかに自然風味を楽しめる大道北三十三志公園でした。
(2024年10月訪問)
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