世田谷区の上祖師谷(かみそしがや)神明社の裏手に、小さな上祖師谷神明公園があります。
参道とは別の、こちらの階段が公園のメイン出入口なのですが、訪ねた日時の都合で、完全に逆光になっています。
■現地の案内板より「上祖師谷神明社」
萌黄色をした社殿は、昭和41年に建てられましたが、江戸時代から上祖師谷の鎮守だったと思われます。神明社の脇を通る道は、昔「滝坂道」といわれた街道で、現在も交通量は多く、時代の激しい移り変わりをじっと見つめてきたお社です。
社務所の横から眺めると、こんな感じですね。神社も公園も、どちらも同じ高さの段丘上にあるので、お互いを行き来する分には高低差はありません。
そして公園内から、解説板に登場した「滝坂道」を見下ろしたところ。
この道が狭い割には交通量が多く、歩道もないため、付替え工事が進められており、数年後には周辺環境がガラッと変わるかも知れません。
さて、園内。社殿の西側に、細長く真っ直ぐな敷地が取られています。
それほど広くはないのですが、神社境内から一続きで、大きな樹がたくさん視界に入るので、見た目以上に広さを感じます。
中央のケヤキで空間が大雑把に仕切られており、それよりも奥が遊具コーナー、手前が小広場。遊具コーナーにはブランコ、鉄棒、回転ジャングルジムがあります。
ただまぁ、見た目に広く感じるけれど、実際の空間が広いわけではないので、2連ブランコのスペースを確保するために、植栽帯を少し下げて、柵代わりに使うといった工夫がされています。
200~300メートルほど離れたところには、大きな都立祖師谷公園があるのですが、そこのにぎわいを避けてゆっくりするのに良さそうな上祖師谷神明公園でした。
(2024年10月訪問)
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