世田谷区の北西部、北烏山(からすやま)地域は、京王本線と京王井の頭線のどちらにも近く、逆に言えばどちらかもほどほどに遠く、住宅地ではあるものの農地や寺町、大学などもあるエリアです。
そんなカラス山にあるけれど、北烏山ほととぎす公園。
マンション開発に伴って整備されたと思われる、短冊形の細長い、行き止まり構造となっています。
中へ進むと、砂場、ベンチ、健康器具などがあるにはあるのですが、わざわざこのために奥まで行くほどのものでもありません。
健康器具も、ふくらはぎの後ろを伸ばすだけのものなので、「掴まるところがあればどこでもできる」と思ってしまいます。
あたりが混み合った土地柄ではないだけに、せせこましさを感じてしまう北烏山ほととぎす公園でした。
まぁさすがに、1984年(昭和59年)選定の「せたがや百景 北烏山の田園風景」ほどの農地風景ではないのですが。
(2024年10月訪問)■現地の解説板より「せたがや百景44 北烏山の田園風景」
都会の緑の保全に都市農業が役立っていることが見直されています。田園風景などとっくに世田谷から消えたと思っている人も多いが、この一帯には生産緑地としての畑が残っている。田園風景の広がっていた世田谷の昔日が思い出される。
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