3951/1000 加島浜公園(大阪市淀川区)

2025/06/01

高架下の公園 身近な公園 大阪市淀川区 大阪府

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かつて古代から中世に至るまで、淀川の河口近くは流路が安定せず何本もの川が入り乱れ、流れてきた土砂が堆積して、総称「難波の八十島」と呼ばれるいくつもの島がつくられていました。
その一つが加島(かしま)で、水運に恵まれ早くから交易や物流で発達するとともに、平安・室町の頃には徐々に島でもなくなってきて、鍛冶職人が多く住んでいたそうです。

これの北端、神崎川沿いがかつての加島濱ノ町で、No.3907 もすりん橋公園の対岸に当たります。そこにあるのが、加島浜公園です。

と、歴史を偲ぶ話から始めてみましたが、肝心の加島浜公園は、3方向を工場に囲まれた山陽新幹線の高架下にあり、川も島も微塵も感じられない小公園です。
ちなみにこの角度ですので、新幹線も音がするだけで姿を見ることはできません。

道路に向けて一方向だけが開いており、敷地の中央あたりに橋脚があって、おおまかに道路側に幼児向け遊具、奥側に児童向け遊具や健康器具が配置されています。

幼児用のパラレル滑り台。デッキ部分には遊び壁が付いていた模様ですが、壊れた後はただのフェンスで塞ぐという補修が施されています。

砂場は、隙間少なめでフェンスに囲まれている大阪市仕様です。

奥に回ると、ぶら下がってスィーっと滑っていくロープウェイ遊具、

バスケットボールというか、玉入れ的な遊びができる遊具などがあります。

どちらかと言えば、子供向けの遊具よりも、大人向けの健康器具が充実しているとも言えます。近くの工場勤務の方々など、勤務の合間に、毎日少しずつ体を動かすことができます。

こういう混み合った立地だからこそ、公園などのオープンスペースが大切なのですが、とは言えいささか落ち着かない加島浜公園でした。

(2024年10月訪問)

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