神戸市東灘区の御影山手(みかげ・やまて)は、阪急神戸線の北側に連なる住宅地区で、阪急に近い山裾の1丁目、2丁目は戦前から開発された邸宅街にルーツを持ち、3丁目から後は、昭和中期に開発された山麓住宅地です。
このうち4丁目にある御影山手公園は、地区でもっとも大きく、と言っても1,200平米ほどの小公園です。
地区内幹線道路に面したところにあり、自治会館も隣なのですが、地形の制約で巨大な擁壁上にあるため、どうにも目立ちません。
なんとか出入口を見つけて、園内へと向かいます。
園内は広場の周りに滑り台&砂場や4連ブランコが配置されており、いわゆる児童公園タイプです。ただ、遊具の密度は小さく、近所には他にも小公園もある中で、そちらでは面積を取れない「広場」を、この公園で確保している状況がわかります。
この日も野球をして遊ぶ子供たちがいたので、写真は変な角度の1枚だけ。
この公園で面白いのは、隣に建つマンションの遊び場と繋がっているところです。
おそらく、公園部分は市有地、こちらの遊び場は民有地で、以前あった古い団地をマンションに建て替える際に、新設する遊び場を公園と繋げる形が提案されたものではないかと考えます。
ただし、敷地は繋がっているものの、フェンスを共有することはできない諸般の事情があった模様です。
こちらは幼児向けの小さな滑り台や揺れる動物遊具、小砂場などがあり、ここだけでもマンションの遊び場としてはそこそこ充実しています。
足りないものは補い合っている御影山手公園でした。
(2024年10月訪問)
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