尼崎の杭瀬あたりを歩いていると、道路際に市内の公園でよく見かける双童子像がありました。
いかにも水路跡を埋め立てたような細道に建っているので、「この道の奥に旗竿型の狭小な公園でもあるのだな」と思って足を踏み入れてみると、驚いたことに、この細道そのものが公園なのでした。
上写真をよく見ていただければわかりますが、中央を通る細道の右側に一段高いところがあって、そこに砂場やコンクリート製の動物遊具が置かれています。つまりここも公園区域。
おそらく、付近がまだ農地だった戦前くらいには農業用水路だったものが、農地がなくなり水路も不要になったことで、埋め立てて公園にしたものと考えられます。
が、公園になる以前には道路扱いだった時期もあるようで、公園だけに間口が面した家が何軒も建っています。(法令上、公園や水路だけに面していて、道路に面していない場所に家は建てられないのです)
確かに遊具が置かれているし、車通りの多い道からは離れているので安全に遊べるのですが、どうにも違和感は拭えません。
コンクリート製の動物遊具が並んでいるところを見ると、やっぱり公園なんだなぁと思いますが、なまじ線形をしているだけに自転車の通り抜けが多そうで、幼児が安全に遊ぶ場所としては今ひとつです。
地下にはかつての水路が隠れていると思われ、ところどころにゴツゴツしたマンホールが突き出ています。
緑道と言われれば納得なのですが、公園だと言われると戸惑うことも多く、とても記憶に残る常光寺2丁目公園でした
(2024年10月訪問)
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