ここ数回訪れている姫路市の八代(やしろ)地区は、姫路城のすぐ北に広がる住宅地なのですが、古くは、城の外堀にも通じる船場川と、そこから分かれたり合流したりする用水路とが張り巡らされた農業地帯で、江戸時代には姫路藩の御用水車、明治には県立紡績所が建てられたりもした地区です。
そんな用水路の一本の畔に、八代富士才公園があります。
東西に長い長方形をした敷地の中央を園路が貫いており、東側が遊具コーナー、西側が土敷きの広場という構造です。
土敷きの広場は15メートル四方ほど。周りは、やや背が高めのフェンスで囲まれていますが、家々にすごく近いので、ボール遊びをするのは難しそうです。

姫路市が設置する大気環境測定施設もありました。資料によれば、市内に9ヵ所ある一般大気測定局のうちの1つで、硫黄酸化物、窒素酸化物、光化学オキシダントなどの測定を行なっているそうです。
振り返って、東側の遊具コーナー。ゆるめの草芝敷きの広場の中に、滑り台、回転遊具、揺れる動物遊具などが置かれています。
滑り台は、姫路市でこの頃よく採用されているタイプのもの。デッキ部分の柵が印象的です。
一方、鳥かご型の回転遊具は、年季の入ったもの。子供たちが持ちやすい高さの手すりだけが、すっかりペンキが剥げており、長年の愛顧が伺えます。
パーゴラは、植物を絡ませる予定がまったくなかったようで、昨今の夏の暑さに対しては、どうにも役に立たなそうです。せっかく富士才公園なので、フジをまとわせて欲しかったところです。
街区の奥の方で、新旧の遊具が子どもたちを待っている八代富士才公園でした。
(2024年8月訪問)
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