桂木中公園は、No.3869 桂木南公園の麓から、桂木の住宅地を貫く畑の辻緑道を300メートルほど歩いたところにある小公園です。
下写真は、No.3869から緑道へ入る横断歩道の状況を、カメラの水平センサーに忠実に撮影したのですが、色んなものが傾いていて、本当にこれで合っているのかと考え込んでしまいます。
ちなみに畑の辻緑道は、ここから桂木、日の峰の住宅地を南北に貫く、全長約1.6km、幅10数メートルの立派な緑道です。
『神戸市小字名集』には、山田町原野の小字として「畑ノ辻(ハタノツジ)」が収められていますので、これから採られた名称だと考えられます。
場所ごとに少しずつ異なりますが、基本的には幅4メートルくらいの歩行空間を、両側から灌木+高木の多層植栽で挟み込む形になっているので、緑に包まれた中を歩けるようになっています。
車道はすぐ横まで来てはいるのですが、緑道と交差する箇所はたぶん1ヵ所、幹線道路と交差するために緑道そのものが途切れるところを入れても2ヵ所だけで、そもそも住宅地全体が通過交通が入りにくい構造になっているので、歩行者にとっては安心です。
良くできた緑道に、あえて不安材料を言えば、整備から30年以上が経っていることもあり、かなり大きく育っている樹木もあるということです。
これくらいの年数になると、枝が枯れて落ちてくることもあるし、台風などで倒れて隣接の住宅に当たる可能性も出てくるので、管理する側としては悩みが多くなる年頃です。
さて、そんな緑道に面した桂木中公園。緑道のほかの部分と同じくらい植栽が分厚くて、緑道からは公園の中がわかりにくくなっています。
緑道に対して開いている間口はこれだけ。
緑道と公園とで利用者や利用形態がまったく異なるわけでもないので、もう少し間を近づけたり間口を広げたりして、互いの様子を見聞きできるくらいの距離感にして欲しかったところです。
緑道から園内に入ったところが遊具コーナー、奥に離れたところが土敷きの広場になっています。
遊具は滑り台と2連ブランコ。すぐ近所の子供たちくらいを対象にするシンプル構成です。
シンプルといえば、こちらの休憩所も。
この公園では、独立した木製ベンチ等ではなく、小さな石積みの擁壁をベンチとして使えるようにしてあるのですが、そこに架けられた屋根の、シンプルかつ頼りなさげな姿が印象に残りました。
広場は、まぁ普通の広場ですね。
緑に包まれた桂木中公園でした。
(2024年7月訪問)
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