花園公園は、上毛鉄道の前橋中央駅からすぐのところにある小公園です。所在地の町名は城東町というのですが、園名はあえて花園を名乗るからか、かなり花に力が入っています。
四周を道路に囲まれた1,400平米の園内は、中央を貫くように通る園路で二分され、北側はサンクンガーデンを中心とした花の空間、南側は遊具がある遊びの空間になっています。
北側の中心部は、周りよりも少し低いように思うので沈床花壇(サンクンガーデン)と呼びましたが、長年の間に土砂が積もってデコボコしているようにも見えて、じつはただの柵に囲まれた大きな花壇なのかも知れません。
これの北端には太いフジがよく絡んだパーゴラがあるので、その季節になれば花が咲くことと思われます。
訪ねた時は、バラが見頃を迎えていました。アーチ全体に大振りな花を咲かせている下を通り抜けると、やはり心華やぐものがあります。
一方、「南側は遊びの空間」と書いたものの、実際は遊具の足元まで野草が伸びてきており、遊ぶうえでは困るのですが、”花園”としては良い時期を迎えていました。
野草も勝手気ままに伸びているわけではなく、はじめは花壇に植えられたものが、じわじわと周りにはみ出していっているようで、こうなると草刈りの時にも、花壇外のものを刈り取ることに気が引けてしまいます。
ブランコの周りは、土がカチカチに踏み固められているので少ないですが、それでもシロツメクサがすぐそばまで広がっています。
そんな中で、わりと健闘しているのが砂場で、ここは花園になっていませんでした。
もっとも砂のサラサラした感じはすっかり失われているので、夏になれば草むらになってしまうことと思われますが。
むかしは華やかだったと思われるものの、いまは静かな町にある花園公園でした。
(2024年5月訪問)
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