新宿区中落合にある、かば公園。区役所の資料によれば、2012年(平成24年)に再整備する以前から、かばの遊具があって通称・かば公園と呼ばれていたので、正式な公園名もかば公園にしてしまったそうです。
敷地は街区内を貫いて東西方向に長い長方形をしており、花壇などは東西の出入口付近にまとめて、中心部は遊具主体の構成になっています。
西側のバラのアーチ門から園内に入ります。
まず最初に、回転ジャングルジム。
植え込みに少し近いところが気になりますが、足元にはラバーマットを敷く安全改修がされており、各地で同タイプの遊具が減っていく中で、現役で頑張っています。
その隣には、スパイラル滑り台と普通の滑り台が複合したツイン滑り台があります。
よく見ると、2本の滑り台それぞれにハシゴも柱も付いているので、今はくっついているけれど、いつでも独立できる状態です。
そしてシーソー。このあたりが、本来であれば公園のメイン遊具になるところです。
でも、かば公園のメイン遊具は、やっぱりカバ遊具。本ブログでは通称「3ヶ国語カバ」と呼んでいるものです。
大きな口を開けたカバの中に、内臓の絵が丁寧に描かれており、各内臓の名前がフランス語・スペイン語・英語の3ヶ国語で書かれているというものです。
ところがですね、ここのカバ遊具は今まで見てきたものとは少し違っており、内臓のうち3つある胃袋部分にだけ、日本語で「いぶくろ」と書き加えられています。
ちょっと暗くて見づらいですが、下写真はNo.1712 杉の子児童遊園地の回に登場した同じカバ遊具の胃袋部分。この時は、英語”stomach”、フランス語”estomac”、スペイン語”estómago”だけしか書かれていません。
日本国内用にモデルチェンジがされたのか、あるいは以前のものは海外モデルの並行輸入品だったのかなどと考えてしまいますが、胃袋以外の心臓や肺などは3ヶ国語表記なので、とりあえず本ブログでの呼び名は「3ヶ国語カバ」のままでいようと思います。
ちなみに揺れる遊具はアヒルとオートバイ。カバ型の揺れる動物遊具も販売されていますので、次の機会には導入を検討してもらいたいと思います。
カバのいぶくろについて考えた新宿のかば公園でした。
(2024年4月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿