足利市最大の歴史・観光スポットである足利学校の眼の前に、小さなポケットパークがあります。下写真は、その園内から足利学校内の建物を眺めたところ。
市のHPなどで探しましたが、公共施設としての名称はわからなかったので、とりあえず表題のとおりに呼びます。
施設としてはベンチと低木植栽があるくらいで、木陰もなく、休憩場所としては少し物足りないのですが、観光シーズンなど人が多い時期には、人を滞留させて混雑を調整したりする役に立ちそうです。
史跡地の隣ということもあり、一角には和風の小庭園が設けられています。
せっかくなので、これを眺められる位置にベンチが欲しかったと思います。
この庭園の一角に、小学校に置かれるような銅像がありました。タイトルは「自立」。
やっぱり座っちゃダメだったのか...
ほかにも「自主独立」、「自学自習」などと刻まれた石碑がいくつかあり、眺めていくと、この付近には、以前は市立の東小学校があったことがわかります。
家に帰ってからさらに調べてみると、少なくとも室町時代中期以降、ずっとこの地に存在していた足利学校ですが、明治になって足利藩がなくなると、その敷地・建物を使って小学校が開校します。
そこから120年以上がすぎた1981年(昭和56年)から、史跡地としての足利学校跡の保存整備事業が始まり、翌年に東小は移転。その記憶を留める場所として、このポケットパークが使われているようです。
いろんな歴史を詰め込んだ足利小学校前のポケットパークでした。
(2024年5月訪問)








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