3715/1000　松ケ本公園と松ケ本緑地（兵庫県西宮市）-日本1000公園

西宮市の松ケ本公園は、阪急・甲東園駅の西に連なる丘陵上の住宅地の一角にある小公園です。ただし公園敷地は谷地にあたり、両側から樹々が迫ってくるような感覚に陥ります。

敷地は坂道に沿って大きく2段に切り分けられており、下段に遊具と小広場、上段にはパーゴラがあります。
一番下にある出入口から園内に入ると、まずは滑り台。大・小2つの滑り台を、斜めになった小さな登攀遊具でつないだもので、複合遊具と呼ぶほどの複合ぶりではありません。

小さい方の滑り台にラダーしか付いていないのは、幼児の皆さんにとって大変なので、大きい方の階段と付け替える方が良いようにも思います。

2連ブランコは谷斜面の裾にあるので、斜面から流れ出た水や落ち葉が、じわじわと迫ってきています。

こちらはガケ滑り台。滑り終えた後の減速部がすごく長いので、勢いよく砂場まで飛び出してしまう心配がありません。

一段上がって、ガケ滑り台の上から見渡すと、こんな感じになっています。

そして、公園からバス道を挟んだところにある細長い空間は、実は歩道ではなく、松ケ本緑地という緑地です。なので長さは30メートルほどで、坂道を歩いていると急に現れて、急に消えていきます。
おそらく右手崖上の住宅開発の時の提供公園だと思われ、大きなマンションなどで、敷地の一部を公開空地などの手法で歩道風に仕上げていることはよくありますが、こういうスタイルは珍しいように思います。