尼崎市の東富松北(ひがしとまつきた)公園は、市内ではわりと最近まで農業が盛んだった地区にあり、公園の外周部を用水路が通っていたり、隣接地に農地が残っていたりする一角にある小公園です。
この部分だけ少し新しく樹木も小さめなので、南口はほかの部分よりも遅れて開園したのかも知れません。
そこを通り過ぎて、園内主要部。
一面の広場の外周部にグルっと園路が通り、それに沿ってパーゴラやベンチ、健康器具が何点か置かれています。
子供向けの遊具は南口の周りに集められています。
園路沿いにあるので、これも大人向けの健康器具だと思うのですが、今ひとつ運動方法がわかりません。隙間部分に手や足を突っ込むには狭すぎるので、単純に青竹踏み的な使い方をするものでしょうか。
そして児童向けには、鈍く光るトンネル滑り台が印象的な複合遊具。滑り台とブランコが、吊り橋やチェーンネットで繋がっています。
その奥に、砂場と揺れる乗物遊具がある幼児向けの遊び場。
この砂場の周りが玉石を使ったモザイク画で囲まれていて、男の子、女の子、チョウ、カブトムシ、トンボがいます。
住宅の装飾で使われるような薄い玉石風のタイルではなく、石をそのまま使っています。
カブトムシは、わりと単純な白-黒の使い分けなのですが、
トンボやチョウは、少しずつ色が違う石を使ってグラデーションや透け感を上手に表現しています。
丁寧な仕事に頭が下がります。
こちらは、公園発祥の地である「八重桜の丘」。
もともと「八重桜を植えて欲しい」という希望とともに市民から土地の寄付があって、この公園が生まれたそうです。
その思いはずっと受け継がれているようで、園内の高木はサクラばかりです。
でも訪ねたのが真冬だったので、サクラよりもモザイクアートが記憶に残った東富松北公園でした。
(2024年1月訪問)
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