3703/1000 富松城北公園(兵庫県尼崎市)

2024/08/13

身近な公園 尼崎市 兵庫県

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富松(とまつ)城は戦国時代の城館で、15世紀終わりごろの史料にその名が見えるそうです。推定では東西150メートル以上、南北200メートル以上の規模があったとのことですが、現在は土塁の一部が残るだけで、大半が市街地に飲み込まれています。
それでも地域の歴史を伝える大事な文化資源ですので、公園、交差点、バス停などに名前が使われており、ここ富松城北公園も、その一つということになります。

ただ、富松城は地名みたいなもので、この公園に城の影はなく、イチオシは”そら豆”です。
訪ねた時間帯の都合で、真ん中に影が入っていますが、出入口に置かれたそら豆型のモニュメントに、そのことが書かれています。

■現地のモニュメントより「富松一寸豆」
この公園は富松町一体で栽培されている“富松一寸豆(そら豆)”を象徴的にとりいれました。富松一寸豆は、その名のとおり3㎝程の大きなそら豆で、肉質が柔らかくて味良く、この地域の特産品です。

公園周辺は、昭和の終わりごろまではまだ畑地が多く、そら豆がよく取れたようです。
いまは区画整理事業が実施されて住宅が増えていますが、それでもまだ市内では農地が多い一帯ですので、砂場もそら豆型。

でも区画整理の記念碑「はばたき」は、一寸豆の石碑の10倍くらいの大きさがあって、力の入りようが違います。

さて園内ですが、面積はさほど大きくはない中に高木を多めに植えて、その間に遊具を配置するような構造になっています。

遊具は、小ぶりな複合遊具が1つと、2連ブランコ、鉄棒など。

ブランコの座板は無理でも、足元マットくらいは、頑張ればそら豆型にできたかも知れません。

面積は小さいのですが、大きなパーゴラや座れる場所が多く、トイレもあるので、ご近所でも人気が高いのではないかと思われる富松城北公園でした。

(2024年1月訪問)

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