3482/1000 千間川公園(大阪市城東区)

2023/11/12

玄関出たら公園の家 公園地蔵 身近な公園 大阪市城東区 大阪府

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千間川(せんげんがわ)は、明治はじめに開削された人工水路で、現在の大阪市と東大阪市との市境になっている旧中高野街道の高井田付近と、城東区中浜付近の平野川とを繋いでいました。
「この距離が千間(約1.8km)あったから千間川」だと色々なところに書いてあるのですが、図上で測ってみると実際は2.2kmくらいあります。でもまぁ、昔の人が歩いた感覚で千間くらいなのだろうと理解しておきます。

これが灌漑や水運の役割を終えた後、昭和40年代に埋め立てられ、大半が道路や緑道へと姿を変えたのですが、平野川との合流点付近の200メートルほどは千間川公園として整備されています。

と言いつつ、千間川公園の敷地も、大きくは川ブロックと平野川合流部ブロックとに分かれており、川ブロックは桜並木の緑道形状になっています。

ここを歩いていると、公園に対して玄関が開いている「玄関出たら公園の家」が何軒か見られるのですが、それらの家の地盤高がデコボコしていることが気になりました。

この写真がわかりやすいのですが、左手の空地になっているところは公園よりも一段低く、これが本来の地盤高です。
それに対して右側の住宅は、床下高を1メートルくらい持ち上げて、公園とフラットな状態にして建てられています。

公園を挟んだ向こう側はもとから公園とフラットなので、こちら側だけが1メートルも低くなっている理由がよくわかりません。
もともと地形の高低差がある際を通すように千間川が開削されたのか、こちら側が激しく地盤沈下したのか、などと理由を考えてみますが、今のところ謎のままです。

さて、100メートルほど続く川ブロックを抜けて、おそらく昔は橋だったはずの一般道を渡ると、合流部ブロックに出ます。
こちらはやや変形ですが、数百平米の広がりがある平坦な用地になっていて、遊具が並ぶ児童公園仕立てになっています。

遊具は滑り台、鉄棒、4連ブランコ、砂場など。

と言いつつブランコをよく見てみると、すべて座板が外されて、使用停止になっていました。
この後に新しいものへの更新工事が行われたのかも知れません。

砂場は敷地の奥まったところにありますが、かなり広めです。

園内には地蔵堂もあり、なんとなく歴史の風情も感じられる千間川公園でした。

(2023年6月訪問)

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