岸和田市の額原(がくはら)には、近くの常磐小学校のHPによれば”白河上皇が熊野詣で小栗街道を通った時、この街道沿いにある積川神社の鳥居の額を見て、自ら筆を執って新しいものに取り替えさせたので、その周辺の地域を「額原」と呼ぶようになった”という伝承が残っているそうです。
そんな街道が通る旧集落からは少し離れ、区画整理事業が実施されて市民病院や府立高校などが建つ一角に、額原公園があります。
三方で道路に接し、ほぼ正方形に近い整った敷地に、少しの遊具と小さな広場、というスタイルで、いかにも区画整理地にありそうな公園です。直近にもう少し住宅が多ければ子供の利用があると思うのですが、ここは公共施設が多いので、立地と施設内容が噛み合っていないように感じました。
隣りにある市民病院が敷地内禁煙なので、そこから出てきて煙草を吸う人ばかりが多そうです。
そんな園内で、樹の幹から直接生えた短い枝に、赤地に白い模様の実を見つけました。アコウだろうと思います。
クワの仲間なので、よく熟せば食べられるらしいのですが、この状態で一個かじってみたら甘くも苦くもなく、自分よりは鳥に食べてもらう方が良さそうだったので、そのままにしてきた額原公園でした。
(2022年10月訪問)
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