西宮市に毘沙門町という由来ありげな町名があるのですが、『角川日本地名大辞典 28兵庫県』には「昭和14年(1939年)からの町名」とあるだけで、とくに命名の経緯は書かれていません。
西宮の旧市街地から見て北方にあたるので、その方角を守る毘沙門の名前を使ったのかなどと考えてみますが、あくまで勝手な想像です。
そんな毘沙門町にある毘沙門公園は、古くからある溜池を含んだ小公園です。
もっとも、訪ねたのは真冬のことで、溜池は水が抜けてカラカラの状態でしたが。
池越しに公園全体の断面図を眺めることができます。
まず手前の池が下流側(南側)、池の北側に小段があって園路が通り、さらにその上段が広場や遊具コーナーになっています。
敷地に池を含んではいるのですが、修景や利用の面で池を積極的に活かすような構造にはなっておらず、園路と池の間には高いフェンスや低木植栽が配置されています。
その代わりというわけでもないのですが、上段部分には浅いせせらぎが作られており、ちょっとした水遊びができるようになっています。
私が訪れたのは真冬だったこともあり、完全に水が止まっていました。
もっとも、最近は節電や節水意識の変化から、公園の水景施設は動かしていないことも多いので、夏場にどうなっているのかもわかりません。
そして、こちらが利用の中心になる上段の広場と遊具コーナーなのですが、遊んでいる子供がたくさんいたので、写真はこれ一枚になってしまいました。
最近に入替えられたらしく真新しい複合遊具やブランコ、新築のトイレなどもあり、非常にきれいな遊び場だったので、もう少しきちんと紹介したかったのですが、遊ぶ子供たちに不審者の懸念をいたかせるわけにはいきません。
西宮の山の上の方にある毘沙門公園でした。
(2023年2月訪問)
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