3272/1000 美里なかばる公園(沖縄県沖縄市)

2023/04/02

沖縄県 沖縄市 身近な公園

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No.3271 若夏公園から、区画整理事業地内の遊歩道を300メートルほど東に行ったところに、美里なかばる公園があります。まだ新しい公園なのですが、建築を中心に据えたクセの強い姿となっています。

50メートル四方くらいの整った敷地の真ん中にそびえる建物は、何を隠そうトイレです。
このトイレを中心に芝生敷きの多目的広場、謎遊具がある遊びの広場、中木の植栽地などが四方に配置されています。

トイレの屋上に階段で登れるので、とりあえず登ってみます。
が、取り立てて何があるわけではなく、屋根はあっても穴だらけなので雨を避けれませんし、イスはないので座って休憩することもできない構造なので、本当に登り降りする以外の使い道が思いつきません。自分でイスを持ってきたならば、夕涼みなどには良いかも知れませんが。

屋根のあちこちに間接照明のようなものが埋め込んであるので、たぶん夜になると建物・屋根がライトアップされて浮かび上がるのだろうと思います。
沖縄県内では、これまでにもNo.391 辻公園No.2413 糸満海のふるさと公園などで、屋上に登っても何もすることがないトイレを訪ねましたが、それらの系譜を受け継ぐ謎屋上だと言えましょう。

もちろん園内は見渡せますし、子供たちにとって目線高さが変わることで得られる面白みとか、鬼ごっこやかくれんぼの遊びのバリエーションが増えることなどのメリットがあることは確かなのですが、それらは滑り台やジャングルジムなどの遊具でもできることなので、あえてトイレの屋上に登る必要はありません。

屋上がどうこういう前に、この公園にトイレは必要なのか、必要だとしてもこんなに大きなオリジナル建築が必要なのか、という話もあると思います。
そもそも公園トイレは、公園で長い時間遊んでいる子供たちが使うことが基本なので、公園そのものが魅力的でなければトイレを建てる意味がありません。

でもこの公園には、カラフルな謎遊具があるだけなので、地域のお祭で使う時くらいでなければ、滞在時間はそれほど長くないと思われます。

謎遊具は、ものとしてはウレタンか何かの柔らかい素材を四角く切って、少しずつ段差を付けて並べたステップ遊具に分類できると思います。歩くとフニャッとする感触で、飛び跳ねるような反発力はありません。
幼児であれば上を歩き回ってトイレの屋上よりは楽しめると思いますし、小学生でも自由に座ったり寝転がったりして遊べるのですが、ここまでの数・面積はいらないというのが感想です。同時に何十人もが、日常的に遊びに来るわけでもありませんし。

ところどころ不自然に変形しているところもあったので、大人が何人かで無理やり飛び跳ねたりすると、これくらいには壊れてしまうのかも知れません。
東京2020オリンピックの時に、選手村の段ボールベッドを壊そうとして頑張っていた海外選手の動画がありましたが、そんな感じではないかと想像します。

このマットのフニャッとした感触は、バランス感覚が未発達な子供にとっては楽しく成長に役立つものですし、それが1つずつ分割されていることで隣のマットの揺れが影響して転んだりすることもありませんので、上手に使えば面白いアイテムなのですが、住宅地の小さな公園に大量に設置してもあまり意味はありません。
関わった皆さんには失礼ですが、用途よりも見た目重視で置いたのが透けて見える気がします。

見た目優先というのは、この格子状に背の低いヤシを植えた一角にも現れているように思います。トイレ建物と向きを合わせてヤシを並べ、グリッド感を出したかったんだろうなぁ、という気持ちは伝わってくるのですが、それがどうしたという気持ちもふつふつと湧いてきます。
こんなにギッシリと植える必要はないので、木陰がぜんぜん無かったNo.3271に少し分けてあげたいくらいです。

四角い敷地に45度の角度でグリッドを入れているので、どうしても端っこは尖ってしまいます。ダメとまでは言いませんが、公園はもう少し角が丸まっている方がいいですよ。絶対。

先に周りに瀟洒な住宅地があって後から公園が作られており、また緑道を通じて周りにある遊び場型、スポーツ型の公園に遊びに行けるので、ここは少し違った個性を出そうとしたのだろうと思うのですが、なにかしっくりこない美里なかばる公園でした。

(2022年11月訪問)

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