3229/1000 交通安全広場(沖縄県うるま市)

2023/02/09

うるま市 沖縄県 身近な公園

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うるま市赤道(アカミチ)交差点あたりで見つけた、現地では名称不明の小公園その1。
園名板がなく名前がわからなかったのですが、後から市役所の資料で調べてみると「交通安全広場」という名前でした。
その名前からすると、整備当初はミニ道路や交差点なんかがあって子どもたちが交通ルールを学ぶ交通公園だったのではないかと思われ、本ブログで交通公園を訪ねる度に参考資料とさせていただいている、金子淳(2008)『交通戦争の残映 交通公園の誕生と普及をめぐって』(静岡大学生涯学習教育研究. 10, p. 21-39)に記載がある「具志川市こどもの交通安全広場」であろうと考えます。

しかしながら、今は一面の草芝敷きの広場の一角に遊具があるという施設内容で、とくに交通を感じさせる要素はありません。
公共施設の名前は、一度つけると変更の手続きが面倒くさく、条例改正で議会の決議も必要になることもあるので、中身が変わってもそのままにしてあるのかも知れません。

遊具はかなり古い型の複合遊具と4連ブランコ、2連ブランコがあるのですが、どれも老朽化もしくは安全基準不適合のため使用禁止になっていました。

うるま市では、古い型の遊具を順番に新しいものに入れ替えているようなのですが、以前に訪ねたNo.2864 宮城中央公園などでも、1つの公園のすべての遊具が一斉に使用禁止になるようで、近くの子どもたちは行き場がなくて困ってしまうように思います。

どこか近くに、代わりになる公園があればよいのですが...

もうじき撤去されると思われる遊具たちも、これと言って「交通」の要素はないので、かつての姿がどんなものだったのか、勝手な想像が広がります。
もしかすると周りが市街化する中で交通量が急増し、この公園だけが「安全」だったのかもと考えてみたりもします。

なにかの台座も交通安全の名残のように見えてくる、うるま市の交通安全広場でした。

(2022年11月訪問)

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