本ブログでは2023年の初記事。心新たに、全面リニューアルされた公園の記事から始めます。
それはNo.1528 幸町棒鼻公園で、本ブログでは2017年(平成29年)に訪れたのですが、2019年(令和元年)に公園隣の旧・市立病院跡地に鳥取市庁舎が移転してきたため、公園も一体的に再整備されたものです。
下写真が2017年の園名板とメイン遊具(石の山遊具)ですから、ずいぶんと姿が変わったものです。
2017年の棒鼻公園(園名板) |
資料によれば面積は約3,700㎡。それほど大きな公園ではありませんし、平坦地でシンプルな形状をしているので、どこに何があるのかは行けば一目でわかるのですが、案内板が新たに設置されて一層わかりやすくなりました。
「一体的に」と書きましたが、実際は庁舎と公園との間には大きな駐車場が入っているために、空間的な一体性はそれほども感じられません。「もともとの地域住民向けの公園がきれいに改修されて、それはそれとして少し離れたところに庁舎が建った」くらいの感じです。
せっかくの機会だったので、庁舎と公園とをもっと隣接させて、都市の中心地として一体運用するくらいの発想が欲しかったように思います。
防災的な一体性についても考慮されているようですが、と言っても備蓄倉庫が公園の横に建っているくらいで、公園にそこまでの防災拠点機能は期待されていないと見えます。
雨や雪が多い山陰地方ということもあって、災害時も建物内だけで多くの機能をまかなえるような考え方になっているのでしょう。
それでも駐車場と公園との間の車止めは可動式で、いよいよ何かあれば、公園内に車両を入れられるようになっています。
さて園内。基本的には一面の芝生広場で、隅の方に冒頭にも登場した複合遊具、ブランコ、少し離れて地区集会所の周りに健康器具が何点か配置されています。
ただし、訪れた時は親子連れがいっぱいで、遊具も健康器具も近寄って撮影できる状況ではなかったので、遠目の写真のみで。
広場にはそれほど人がいませんでしたが、芝生がきれいに刈り揃えられており、非常に鳥取市らしい姿になっています。
それを支えているのは、自動走行のロボット芝刈機。通称・芝刈りルンバです。
働きぶりは地形にもよるのですが、ここのように平坦な場所であれば20万円程度の安価なものでも十分に役立つと思います。
きっと人の多い昼間はロボット小屋に隠れていて、夕方頃になると出てきて芝刈りを始めるのでしょう。
ところで、以前の幸町棒鼻公園といえば、地域の方やグラウンドゴルフ愛好家がかなり自由に使っていて、手作りアイテムが公園内にたくさん置かれていたのですが、現在は一掃されています。
2017年の棒鼻公園(倉庫と休憩所) |
2017年の棒鼻公園(グラウンドゴルフのスタートマット) |
そう思って探してみると、ちゃんとありました!地区集会所の裏に、あの懐かしい倉庫が。
企業名などを塗りつぶした塗装もそのままに、今も現役で使われているようです。
その横には、グラウンドゴルフのスタートマットとホールポストも置かれていました。その下で簡易倉庫の雨避けに使われている赤いマットも、以前は公園の地面に埋め込まれていたものだろうと思います。
いまは必要な時だけ持ち出して使っているのでしょうか。
さらにさらに、手づくりの焼却炉こそなくなりましたが、ドラム缶式の簡易カマド(防災兼用)に姿を変えて、今も使われているようです。
A面は生まれ変わっても、B面では変わらぬ思いを燃やし続けている幸町棒鼻公園でした。
(2022年10月訪問)
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