3200/1000 湯所公園(鳥取県鳥取市)

2022/12/20

身近な公園 鳥取県 鳥取市

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鳥取城がある山の西の方に湯所(ゆところ)神社があり、その参道沿いあたりが湯所町です。そんな名前なので昔は温泉でも湧いていたのかと考えますが、詳しいことは知りません。
そんな湯所町の外れ、江戸時代初期に鳥取城の外堀として開削された袋川(旧袋川)と、鳥取城の内堀から流れ出る小河川とが合流するところにあるのが湯所公園です。

しかしそれよりもなによりも、袋川の堤防上道路から3メートルくらい下りたところに出入口があるという構造がかなり特殊です。

園内に下りていって、上写真を撮ったあたりを見上げてみます。
おそらくは公園整備後に河川堤防の嵩上げ工事が行なわれた結果なのだろうと思いますが、ここだけ切り取ると、なにがどうなっているのだかという風景です。

園内に入るためには、堤防道路から下りていく階段出入口が一つあるのですが、園名板も何もなく、階段そのものが河川施設の管理用ではないかという気もします。
川に向かう階段を右に折れると公園なのですが、明らかに間口が狭くて付け足し感が出ています。

園内に入ってあたりを見渡しますが、出入口はさっきの階段だけです。周りの住宅地とはフラットなのですが、そちらから入れる出入口がないのです。
公園利用としては道路への飛び出し事故を心配しなくて良いのですが、清掃作業や工事の時に車両を入れることもできないわけで、作業員の皆さんは大変です。

50年くらい前なら、この川を伝ってお堀の方から舟でやって来るという話もあったかも知れませんが、今となっては難しいことでしょう。

さて、出入口問題で悩まされましたが、園内は樹々に囲まれた中に滑り台やベンチ、鉄棒などの遊具が散らばっている児童公園仕立てになっています。
樹木がよく育って木陰が多いことに、川の合流点で湿り気が多いこと、さらに堤防の日陰になる範囲もあることなどが重なって、少しひんやりするほどです。いわゆる「都市のクールスポット」ですね。

訪れたのは10月で、この頃では初秋といってもよい季節でしたが、もう少し後なら紅葉も美しかったのではないかと思います。

遊具の状況を見ると割合にきれいで、よく使われているように見受けられます。
園内に入ってしまえば落ち着ける空間なので、意外に利用者の人気が高いのかも知れません。

鳥取市内の公園では、しばしばNo.532 けやき公園のように出入口に園名板を抱えたライオン像を置いているのですが、ここのライオンは、また少し違った顔立ちをしています。
大きな瞳でアニメ顔のところは共通ですが、ほかのライオンはモジャモジャヘアーなのに対して、こちらはサラサラの長髪です。

出入口だけで、焚き火を囲んで一晩語りあえる湯所公園でした。

(2022年10月訪問)

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