神戸市須磨区に、ユニバーシアード神戸大会(1985年)のメイン会場となった神戸総合運動公園があり、地下鉄駅が公園に直結しています。
駅から南に出るとプロ野球・オリックスブルーウェーブのホーム球場だったグリーンスタジアム神戸(現・ほっともっとフィールド神戸)がそびえていますが、北側に出て歩道橋を渡ると、いきなり森のようになった谷深い調整池があって、その周りが市の子公園になっています。
もっとも、この池は付近が開発される以前からあった古いもので、ここから流れ出る川は一の子川(一子川)という二級河川なので、池のほうが周りの公園や地下鉄なんかよりもずっと先輩ということになります。
公園のメインエントランスには、なにか黄色い柱が建ち並んでいます。テント屋根を取り付けてイベントや防災に使えるものでもなさそうですし、一口でいうと「なんだかよくわからない」物件です。
周辺は流通団地になっており、企業の倉庫などばかりで住宅はありません。ですので、朝夕の通勤時間帯は通る人が多いのですが、それ以外は閑散としています。
そうした立地にあわせて、この公園のメイン施設はグラウンド。形は野球場ですが、両翼50メートルくらいでネットフェンスもないので、実際にはソフトボールか、素人のキャッチボールくらいの使い道になるかと思います。
お昼休みになれば、近所の会社の人たちが出てきてお弁当を食べたり、背中を伸ばしたりしているかも知れない市の子公園でした。
(2022年1月訪問)
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