3149/1000 ポートアイランド中公園(神戸市中央区)

2022/10/29

神戸市中央区 身近な公園 兵庫県

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神戸市の人工島・ポートアイランドにあるポートアイランド中公園は、島内ではかなり北に偏った位置にあるのですが、もともとから計画された3つの公園のうち真ん中なので中公園です。

ポートライナーには中公園駅があり、駅と公園はデッキ歩道で直結しています。したがって駅前がメインエントランスなのですが、そこには「原口記念公園」という大きな園名石が置かれており、中公園を訪ねてきた人たちを戸惑わせます。

「記念されている原口とは誰か?」というと内務省の土木技術者・官僚から参議院議員、神戸市長へと転身し、ポートアイランドを始めとする戦後神戸の都市開発をリードした、第12代神戸市長(在任1949年11月~1969年11月)の原口忠次郎です。

■碑文より
ポートアイランドの建設を着想しその礎となった原口忠次郎前神戸市長の功績をたたえ、この公園を「原口記念公園」と命名する。この銘石はポートアイランドの土を生みだした母なる地高倉山から出たものである。
昭和56年11月 宮崎辰雄

ちゃんと園内には、原口の胸像も置かれています。

■碑文より「原口忠次郎先生像」
原口忠次郎先生は、1889年11月12日生まれ、工学博士。1949年神戸市長に就任、5期20年の永きにわたり神戸市の戦後の復興、発展に大きく貢献され、1976年3月22日逝去。ここにその偉大なる功績をたたえ顕彰碑を建立す
1983年11月12日 原口忠次郎顕彰会会長 中井一夫

園名石の碑文に名前がある宮崎辰雄は、原口の後を継いで大規模な都市開発を推し進めた13代神戸市長(在任1969~1989)、銅像の方は終戦時の神戸市長で原口の先々代だった中井一夫(在任1945年~1947年)だと思います。

なんだか歴代市長の称え合いが少々不気味なのですが、園内には政治色はありません。
人工島に緑の潤いをもたらすべく、森に囲まれた草芝敷きの広場を中心とした憩いの空間が作られています。

遊具はないのですが、広場中央に置かれた黒御影のモニュメントが遊具代わりになっているようで、子供たちが上り下りした跡がいっぱい残っています。

近づいてみると、思った以上に大きいですね。
神戸の六甲山で採れる御影石(花崗岩)は、冒頭の園名石のように白っぽいものなので、これはどこか遠くから運んできたものだと思います。

石の配置にも意味があるように思うのですが、角を上に向ける山天が多いので、やっぱり六甲の連山を表現しているのでしょうか。

さらに北へ進むと、周りよりも少し低くなった園地があり、中央に大きな噴水がありました。でも停止中。

訪れたのは6月で噴水を動かしがちな季節ですし、先に訪ねたNo.3148 ポートアイランド南公園でも全部の噴水が動いていたので、ここのものはもう止められているのかも知れません。

住宅地の真ん中にあればまた違った使い勝手になったことでしょうが、少しだけ離れた位置にあることで、のんびりできる場所になっているポートアイランド中公園でした。

(2022年6月訪問)

【2023年4月追記】
上の記事では黒御影のモニュメントは六甲山系ではないか、と書いたのですが、完成当時に発行された『神戸・三宮センター』という雑誌を読んでいたら、「ポーアイに巨石群の彫刻公園完成」という記事がありました。
それによれば、”石彫群はアンドロメダ星雲をイメージして配列されており、新しい島ポートアイランドから「アンドロメダへのメッセージ」が原題”、”「シンボルの巨石は大阪府豊能郡東能勢産のもので原題彫刻家グループ「環境造形Q」の増田正和、山口牧生、小林陸一郎さんらが1か月かかって黒御影石特有の美しい光沢にみがき上げた。”そうです。

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