西宮市中須佐町は、阪急西宮北口駅から西南へ1キロ足らずの距離にある町です。明治以前から村が形成されており、町名は今も残る須佐男神社から採られたもののようです。
そんな町にある中須佐公園は、落ち着いた住宅地の雰囲気によくあう緑豊かな小公園です。
小公園のわりにはやや複雑な敷地の使い方をしています。
まず、交通量の多い道路に面したところと、住宅地側の遊具広場との2ヵ所にパーゴラがあります。道路に面したところにパーゴラやベンチを置く場合、そこにバス停があることが多いのですが、ここはそうではありません。
道向かいにはバス停があるので、もともとはこちら側にもあったものが位置変更で遠くに行ってしまったのかも知れません。
園内の西2/3ほどは背の高いフェンスに囲まれて、ちょっとしたボール遊びくらいができる構造になっています。
このフェンス広場と遊具コーナーとの接続部にもう一つのパーゴラがあるのですが、なんだか通りにくい配置なうえ、ベンチも付いていません。
「この位置のパーゴラにベンチを置くと通り抜けにくくなるから」という理屈を考えてみますが、それならパーゴラの配置が間違っているのだろうし、どちらかと言えば道沿いよりも遊具周りの方に座れる場所がある方が良いと思うのですが。
そして、住宅地側からの出入口にはレンガ造りの壁のようなものがあるのですが、その上部に開いている穴のような部分がまた謎です。
「もともとはプランターや花鉢などを並べて飾っていたのかな?」などと考えてみますが、公園施設としてはあまり見ることがない構造なので、本当のところはわかりません。
あと、あえて言えば滑り台と揺れる動物遊具の周りのラバーマットが、遊具に対して広すぎるようにも思うのですが、これは「設置時には予算に余裕があったのかな」くらいの理由だと想像します。
些細なことばかりなのですが、なにか引っかかることが積み重なる中須佐公園でした。
(2021年11月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿