琵琶湖南岸の粟津の地は、かつては湖岸の東海道沿いに松並木が美しく、晴れた日の霞の風景は近江八景の一つ「粟津晴嵐」と讃えられ、しばしば画題ともなりました。下は歌川広重の「近江八景 粟津晴嵐」です。
現在は湖岸は埋め立てられて日本電気硝子などの工場が立ち並び、往時の姿は遠くなった粟津で、市営住宅の隣に変則的な敷地の遊び場に出会いました。
細長いところから急に膨らむようないわゆる徳利型の敷地で、細長いところに一直線にシーソー、滑り台、ジャングルジムなどの遊具が並べられ、膨らんだところは広場として利用されています。
シーソーは板の直線と持ち手の円形の組み合わせが面白い一品。
滑り台、ジャングルジムは使い込まれていますが、まだまだ現役です。
さらに広場の横には4連ブランコもあります。
一般的な都市公園ではない別系統の遊び場かと思うのですが、敷地が狭い割には遊具が充実しています。
わざわざ花壇を2つに分けてまでカーブミラーを設置していたり、徳利の首の部分に遊具を集めてみたりと、広場をできるだけ大きく取るために細いところにハマるものはできるだけ上手にハメ込んだ様子がうかがえる大津市営粟津第二団地の隣の遊び場でした。
(2021年10月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿