名護市西部の宇茂佐(うむさ)地区は、範囲としては名護湾沿いから内陸の方までけっこう広く、名護湾沿いには国道、内陸部には県道が通っているため、名護市街を経由して美ら海水族館へ行く人はたいていが通る地区です。
宇茂佐公園は、その宇茂佐地区の中でもっとも海岸沿いにあり、いまも一部に伝統的なフクギ並木が残る宇茂佐集落内にある小公園です。
下写真は、集落内の道路に面して1つだけしかない出入口から園内を眺めたところ。丘陵端の崖地の緑が覆いかぶさってくる、緑濃い敷地になっています。
入口の車止めのひとつひとつがコンクリート製の大型プランターになっているところは、なかなか都会的な手法です。
外周柵の部分にも、同じようなサイズで、少し背が高いものが据え付けられています。
これらがすべて花壇として使われていた時代は、さぞきれいだったことでしょう。
少し入って園内を眺めます。施設の仕立てとしては広場、滑り台、ブランコなので、児童公園タイプです。
滑り台とブランコは、わりと最近に入れ替えられたようです。
ちょっとデコボコとした場所に、真新しいものが上手に設置されています。
山裾ギリギリのところには、コンクリート舗装の園路が通っているのですが、崖地の方から緑が攻めてきていて、かなり侵食されています。
遊具更新は行なったものの、ここまでは手が回らなかったようです。
森の中へは立入禁止なのでトラロープが張られているのですが、その支柱になっているのは木製のアスレチック遊具。もとからここに立っていたとすれば、いささか森の際すぎです。
もっとも、このロープがなかったとしても、この森に入っていくにはかなり勇気が必要です。ぜったいハブが出るよ。
静かな村に佇む宇茂佐公園でした。
(2021年7月訪問)
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