若松公園は、JR・地下鉄の新長田から西南すぐのところにある街なかの公園です。
駅や商店街に隣接して約1.2ヘクタールの広さがあり、もともとから長田区を代表する公園でしたが、2009年(平成21年)に神戸市出身のマンガ家・横山光輝の代表作の一つである『鉄人28号』の巨大モニュメントができてからは、商店街に面した公園の一部が「鉄人広場」とも呼ばれて全市的にも著名な公園になっています。
阪神・淡路大震災以前は、商店街に面した鉄人広場の部分は公園にはなっておらず、普通に商店が立ち並んでいました。
つまり公園は、駅前とは言いつつも商店街からは一皮後ろに隠れていたわけですが、それが広場整備によって商店街に対して全面的に開かれる形になったことで、それまでよりもずっと近づきやすくなり、イベント的な利用もやりやすくなったことと思われます。
モニュメントは、構造としては鉄骨造・鋼板張りで中は空洞なのですが、それでも50トンあるそうです。
これだけ大きいと、基礎の深さや大きさが気になるのですが、鉄人を製作した(株)北海鉄工所のHPによれば、基礎は本体の3倍の150トンもあるとか。
普通コンクリートの比重は2.3トン/立米程度なので、150÷2.3=約65立米、両足に分散させると約32.5立米ずつなので、国際輸送用の20フィートコンテナ1個分ずつのコンクリートの塊が埋まっている計算になります...合ってるかな?
さて、鉄人を通り越してメインの園内ですが、大まかに北側1/3くらいが遊具広場、真ん中1/3くらいが高木のある園地、南側1/3くらいがスポーツ向けの広場になっています。
その北側部分は地下駐車場が埋まっているため、その出入口や管理事務所などのための地上構造物があり、公園側に対してはそれを目立たせないために丘状の階段スタンドとして仕上げています。
平坦な園内では、この丘が意外に良いアクセントになっていて、園内を見渡しながらゆっくりすることができます。欲を言えば、スタンド自体に日除けになるものが付いているとなお良いのですが。
遊具広場には大・小の複合遊具、ロープピラミッドなどの大型遊具のほかに、ブランコや砂場、揺れる動物遊具などのオーソドックスなものも揃っています。
ロープピラミッドは、どこでも人気の遊具ですが、写真に撮るとどうにもメリハリが出ないのが悩みの種です。
ブランコは、柵内すべてに柔らかいラバーマットが敷かれています。安全性向上のためには有効な手段なのですが、これほどしっかりと敷いている例は少ないように思います。
ラバーマットと言えば、小さい方の複合遊具の周りのラバーマットや砂場は、鉄人の足あとの形になっています。空から見ないとわかりにくいのですが。
「ダイダラボッチ様の歩いた跡が池になった」伝説みたいな展開のデザインですね。
そして中程の園地。
芝生部分は確かに園地なのですが、商店街から西の住宅地の方へと通じる人通りの多い園路が通っていて、あまり落ち着ける場所にはなっていません。
商店街とはこの距離感なので仕方がないことなのですが。
もっとも、この園地がイマイチ落ち着かないぶん、静かに憩える北側のスタンド席の存在感が増しているとも言えます。
ビルのまちにガオーと吠える若松公園でした。
















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