関屋公園は、足立区の南部、隅田川沿いの千住関屋町にある小公園です。
付近には昭和の中頃まで隅田川の舟運と繋がる京成の貨物駅があり、その跡地に建てられた大きなマンションの南側にあたります。
敷地の東半分くらいが遊具コーナーで、その中でもよく目立っているのは歯車をデザインに取り入れた複合遊具。
構成としては滑り台とラダー遊具くらいの低年齢向けのものなのですが、歯車が入っているだけでなんだかワクワクするから不思議なものです。
もう少し大きな子供向けの複合遊具もありました。
そのほかには揺れる動物遊具や砂場、ブランコなど、一通りのものが揃っています。
遊具広場から西は多目的広場になっています。
こちら側では、比較的近年に防災向けの改修が行なわれたようで、防災対応型のトイレや井戸などが整備されていました。
その中に、区画整理事業の記念碑が建っていました。
公園の雰囲気と石碑の古めかしさとが釣り合わないように思ったので帰ってから調べてみると、そもそも関屋公園はもともと西隣にある小学校が拡張する際に敷地の変更・移転・再整備が行なわれているようなので、おそらくこの石碑も旧・関屋公園から移転してきたものではないかと考えます。
池波正太郎の小説『剣客商売』でしか聞いたことがなかった関屋について、少しだけ詳しくなれた関屋公園でした。
(2019年12月訪問)
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