2491/1000 江戸町公園(長崎県長崎市)

2020/07/21

身近な公園 長崎県 長崎市

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長崎へ来てみて驚いたことには、出島のすぐ北に江戸町という町があるのです。
「江戸の仇を長崎で討つ」とは申しますが、意外に指呼の間にあることに驚かされます。
江戸町公園は、そんな江戸町にある小公園です。

No.2490で登場した出島の建物が見えるくらいの距離(下写真で歩道の延長線上をご覧ください)にありますが、もともとは出島の監理をするための奉行所があって江戸から派遣された役人が多かったために「江戸町」になったそうです。諸説あるのかも知れませんが。

そしてもう一点わかりにくい写真が続きますが、園内に入ると石貼りの地面に紋章のようなものが描かれています。

これが江戸町の紋章で、江戸町をオランダ人が ”JEDOMATSI” と書いたことからJ-D-Mの三文字を紋章化したものだそうです。で、その姿がウニの仲間のタコノマクラに似ているから、俗称がタコノマクラだとか。
う~む、ひととおり聞いてみても、江戸町→JEDOMATSI→JDM→タコノマクラへの話の展開が一息では呑み込めないですね。歴史の重みを感じます。

■現地の解説板より「江戸町紋章 タコノマクラ」
江戸町とは江戸期からの町名です。左の模様は江戸町の紋章であり、JとDとMを組み合わせたもので、俗に「タコノマクラ」と呼ばれています。
これは寛政年間(1789年~1801年)にオランダカピタン某が当町に贈ったと伝えられるもので、J、D、Mは、オランダ人がエドマチをJEDOMATSIと綴ったことに由来します。

さて、そんな江戸町公園ですが、2連ブランコや揺れる動物、鉄棒などはあるものの、それほど使われている雰囲気ではありません。

市街地にあたるだけに、最近は遊具で遊ぶ子供は少なく、トイレを使いに来るドライバーやタバコを吸いに来る人が多いといった空気が漂っています。

そろそろ、全体の仕立てを考えてリニューアルしても良さそうな江戸町公園でした。

(2019年11月訪問)

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